ドルトムント戦で復帰を果たした清武弘嗣(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第4節が12日に行われ、MF清武弘嗣とDF酒井宏樹の所属するハノーファーは、MF香川真司の所属するドルトムントと対戦し、2-4で敗れた。同試合で負傷離脱から復帰した清武が、試合後にコメントを残している。ブンデスリーガ公式サイトが伝えた。
今シーズンから同クラブの背番号「10」を背負う清武は、6月に行われた日本代表の合宿中に右中足骨を骨折。手術を受けて長期離脱を強いられていた。それから約3カ月、代表ウィーク明けの今節でスタメン入りし復帰。すると同試合の18分に、清武のスルーパスが起点となり、最後はポーランド人FWアルトゥル・ソビエフが先制点を奪っていた。
清武は試合後、「3カ月ぶりの試合だったのでワクワクしていました。楽しくプレーできましたが、もっと勝利にこだわらないといけないと思います」と久しぶりの試合出場の感想を語ると、起点になったシーンについては、「僕がアシストしたわけではないし、ゴールしたわけではないですけど、チームとして点が取れたのはすごく良かったです。ああいった場面が試合で多く出せればいいなと思います」と振り返った。
しかし、ハノーファーは先制するも、ドルトムントに2つのPKとオウンゴールを献上するなど、4失点を喫し逆転負け。これで開幕から1分け3敗となり、またも今シーズン初白星はお預けとなった。
同選手は、「悪い試合をしたわけではないです」と前向きに語ると、「気になるのは失点が多いところ」とチームの問題点を指摘。「今シーズンのドルトムントは先制されても取り返す力はすごくあると思うし、力の差はすごくあったかなと思います」と好調の首位ドルトムントとの差を痛感するが、「早く修正して、どんどん大事な試合が入って来るので集中していきたいです」と気持ちを切り替えている。
ハノーファーは次節、20日にアウェーでアウクスブルクと対戦する。