ドルトムント戦でフル出場したハノーファーDF酒井宏樹 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第4節が12日に行われ、MF清武弘嗣とDF酒井宏樹の所属するハノーファーは、MF香川真司の所属するドルトムントと対戦し、2-4で敗れた。フル出場した酒井が、試合後にコメントを残している。ブンデスリーガ公式サイトが伝えた。
試合は、18分に清武の起点から、ポーランド人FWアルトゥル・ソビエフのゴールでハノーファーが先制。しかし、ドルトムントにPKを献上し同点とされると、前半終了間際にアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの得点でドルトムントに逆転を許し、1-2で折り返す。後半に入ってハノーファーは、53分にソビエフの2ゴール目で追いつくも、香川の起点からドルトムントにオウンゴールを献上。さらに85分に再びドルトムントにPKを与えて、ハノーファーは2-4で敗戦した。
酒井は試合後、「前半はかなりフレキシブルに行けましたし、かなり良かったです。1点取るまでは理想的な試合運びでした」と守備面での収穫を明かすと、「キヨ君(清武)が入って、ゲームをつくれる選手がいたので、1本(のパス)で点が入るってこともあり得る」と清武の復帰でチームの攻撃が改善されたと語った。
そのため、「後ろとしてはもっと集中して守りたかったです。(3点目の起点となった香川の)裏(へのパス)というのはずっとビデオで研究していたので……。(香川)真司君が出してくるっていうのは分かってたことなんですけど」と失点を振り返ると、「真司君に入った時に、ダイアゴナルに入れられたけど、そこは絶対についていかなきゃいけないですし、中のマークのところも絶対折り返してくるので集中しなきゃいけなかったです。そこでやられてしまったのはすごくもったいないです」と続けて、失点を悔やんだ。
ハノーファーは次節、20日にアウクスブルクと対戦。そして23日に第6節のシュトットガルト戦、26日に第7節のヴォルフスブルク戦に臨む。酒井は、「中2日、中3日は僕はすごい動きやすいですし、試合があった方が良いので、しっかりアウクスブルク戦を頑張っていきたいです」と連戦への意気込みを語った。