ヘルタFW原口元気(左)とハノーファーMF清武弘嗣(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第4節が12日、各地で行われた。地元メディアが、日本人選手の採点と寸評を掲載している。
ヘルタ・ベルリン所属の日本代表FW原口元気は、シュトットガルト戦にフル出場。前半14分に先制点となる今シーズン初ゴールを挙げ、2-1の接戦で勝ち点3に貢献した。ドイツメディア『Sportal.de』は、原口にチーム単独最高となる「2」の高評価をつけている。
同代表DF酒井宏樹と、MF清武弘嗣が所属するハノーファーは、ホームに同代表MF香川真司を擁する首位のドルトムントを迎えたが、2-4で逆転負け。またしても今シーズン初勝利を逃した。この試合で、清武が右足骨折による長期戦線離脱から復帰。今シーズンから背負う「10」番でのデビューを果たした。同メディアは敗れはしたものの、「チームの攻撃を蘇らせたことに疑いの余地はない」と絶賛し、清武にチーム2番目となる「2.5」をつけている。
一方の酒井は、おしなべて厳しい評価の並んだ守備陣の中では、ただ1人「3.5」となり、まずまずの評価となった。
各選手の採点と寸評は以下の通り。(いずれも最高1点、最低6点)
■原口元気
対シュトットガルト(2-1○)フル出場
『Sportal.de』
採点:2
寸評:「長旅の疲れをものともしない、恐るべき強力なパフォーマンスだった。先制ゴールでは、アダム・フロシェクを棒立ちにさせ、センターフォワードの流儀として最高の仕上げを見せた。その後も、左サイドで常に脅威を生み出し、相手右サイドバックのフロリアン・クラインを苦しめた。特に後半のセンタリングは見事だった。もっとも、(受けた)サロモン・カルーはわずかにオフサイドの位置だったが」
『Berliner Zeitung』
採点:なし
寸評:「右足で切り返し相手をかわし、左足でシュート。GKの股を抜く先制ゴールを決めた。集中していた。その後も、羅針盤をたずさえながら、ありとあらゆる場所に現れ、つねにゴールを目指していた。終了20分前に、先制点をコピーしようとしたが、サロモン・カルーが決めきれなかた」
■清武弘嗣
対ドルトムント(2-4●)先発出場、79分交代
『Sportal.de』
採点:2.5
寸評:「攻撃を蘇らせたことに疑いの余地はない。彼のセットプレーは、ベストだった時と同じくらいの威力を発揮した。センターにおける指導者であり哲学者だった。そして、ボールキープ力も、パスの精確さも持ち合わせていた。さらに、先制ゴールでは、深い位置から強力なパスを出している」
■酒井宏樹
対ドルトムント(2-4●)フル出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:「ボールタッチ数はチーム最多で、パス成功率でもまずまずの数字を残した。攻撃では、大きな力になることはほとんどなかったが、ドルトムント相手なので、それは彼にとってメインの仕事ではない」