シュトゥットガルト戦に出場した清武 [写真]=Bongarts/Getty Images
23日に行われたブンデスリーガ第6節で、日本代表MF清武弘嗣と同DF酒井宏樹の所属する16位ハノーファーは、17位シュツットガルトとの今シーズン初白星をかけた直接対決で1-3の逆転負け。開幕戦で引き分けた後はドロ沼の5連敗となり、最下位に転落した。
3試合連続スタメンの清武は左サイドハーフでプレー、酒井は右SBで5試合連続の先発出場を果たした。試合は、14分に清武のアシストからFWケナン・カラマンが押し込みハノーファーが先制したが、16分、18分と立て続けに失点を喫しあっという間に逆転されてしまう。その後、90分にもMFアレクサンドル・マキシムにゴールを決められ1-3で敗れている。
シュツットガルトとの最下位対決に敗れ、地元紙『Hannoversche Allgemeine Zeitung』は採点対象となった12選手のうち、酒井ら5人に「5」、4人に「5.5」をつけ、MFレオン・アンドレアセンに至っては最低点の「6」という怒りの採点を掲載。
その中で清武は、GKロン・ロベルト・ツィラーの「3」に次ぐ「4」と、ぎりぎり許容範囲に踏みとどまった。同紙は、「たった1人で試合を組み立てるというのは、肩の荷が重すぎる」と、攻撃で孤軍奮闘せざるを得ない清武に同情気味の寸評をつけた。
日本代表MF長谷部誠が所属する8位フランクフルトはDF内田篤人所属の4位シャルケと対戦。76分にDFジョエル・マティブに先制ゴールを決められたフランクフルトは後半アディショナルタイムにも追加点を奪われ0-2の敗戦。フル出場の長谷部にはいつになく厳しい評価がついた。
各選手の採点と寸評は以下の通り。(最高1点、最低6点)
■清武弘嗣
対シュトットガルト(1-3●)フル出場
『Hannoversche Allgemeine Zeitung』
採点:4
寸評:「試合に動きが生まれることがあれば、それはこの日本人選手を経由してのものだった。彼の視野の広さは、ケナン・カラマンの先制点アシストとなった手本のようなパスが示している。その後、治療を長く受ける場面もあった。幸運なことにプレーを続けることができたものの、しばらくは足を引きずっており、スムーズに動けなくなっていった。たった1人で試合を組み立てるというのは、肩の荷が重すぎる」
■酒井宏樹
対シュトゥットガルト(1-3●)フル出場
『Hannoversche Allgemeine Zeitung』
採点:5
寸評:「同点に追いつかれた場面、いったい彼はどこにいたのか? それ以外でも、守備をきっちりこなすことは少なく、右サイドで頻繁にチャンスを許した。攻撃では23分にビッグチャンスが回ってきたが、周りが見えていなかったばかりに、相手GKにクリアされてしまった」
■長谷部誠
対シャルケ(0-2●)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:5
寸評:「いい試合ではなかった。不要なファールが多く、ボールロストもひどく多かった。しっかりとピッチに足がついていないようにも見えたが、そういう彼の姿は見たことがない。後半に入って改善された」
By サッカーキング編集部
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