現役引退後は解説者を務めていたエッフェンベルク氏 [写真]=City-Press via Getty Images
現役時代にバイエルンで活躍し、引退後はCS放送『Sky』で解説者を務めていた元ドイツ代表MFシュテファン・エッフェンベルク氏が、ブンデスリーガ2部パーダーボルンの指揮官に電撃就任することが決定した。
ドイツ紙『ビルト』が13日に伝えた内容によると、パーダーボルンは成績不振により、今夏から指揮を執っていたマルクス・ゲルハウス監督を今月上旬の第10節後に解任。後任を探していたところ、エッフェンベルク氏と2017年夏までの契約にこぎつけたという。双方は、欧州で有名なバカンス地、スペインのマジョルカ島で細部を詰める話し合いを行っている模様。
パーダーボルンのヴィルフレド・フィンケ会長は今回の合意について、「合致したね。エッフェンベルクはトップレベルのサッカー専門家であり、このクラブでの任務に燃えている。チームに新たな自信を与え、ファンを熱狂させてくれるだろう」と、喜びのコメントを残している。
また、エッフェンベルク氏も「少し前から監督という仕事について考えるようになっていた。過去、このクラブで監督を務めた人のキャリアを見ても分かるように、監督を始めるにあたってパーダーボルンというのは非常に良いチームだと思う。ここには多くの高い質を持った選手がいる。できるだけ早く、成功に満ちたチームを作り上げなければならない」と、自身の高いモチベーションを伝えた。
同氏はプロクラブの監督になるのに必要な資格を保有しているが、これまで指導者として直接選手を教えた経験はなく、文字通り今回が“初指導”。就任後初の公式戦は16日、ブンデスリーガ2部第11節のブラウンシュヴァイク戦になる。
By サッカーキング編集部
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