ゴールを喜ぶハノーファーの選手(左)と抗議するケルンGKホルン [写真]=Bongarts/Getty Images
18日に行われたブンデスリーガ第9節のケルン戦でハノーファー所属のデンマーク代表MFレオン・アンドレアセンが挙げた決勝ゴールを、ドイツ紙『ビルト』が「今年最大の明白な詐欺」だと批難した。
ケルンのFW大迫勇也とハノーファーの日本代表MF清武弘嗣が先発し、日本人対決が実現した試合は、1-0でハノーファーが勝利を収めた。しかしこの試合唯一のゴールは、清武の蹴ったCKが流れたところに詰めたアンドレアセンが、明らかに右手で押し込んだもの。ケルンの選手は猛抗議し、サポーターはブーイングを浴びせたが主審は得点を認めた。
アンドレアセンはゴールを決めた直後にミヒャエル・フロンツェック監督のもとに駆けつけ、耳元で何かを囁いていた。しかし指揮官は、ハンドを認めるかどうかの話し合いではなく「戦術的な指示だった」と説明。
また、このゴールで敗れたケルンのペーター・シュテーガー監督は、「彼を責めるつもりはない」とバスティアン・ダンケルト主審を擁護したが、同主審は試合後「テレビで映像を確認したところ、あれはハンドだった」と誤審を認めている。そしてアンドレアセンも、「僕は試合の中で、かすかにボールが腕に当たったのを感じた。でも一瞬の出来事だったんだ。テレビを見たよ。たしかにハンドだった」と述べた。
同紙はアンドレアセンが審判にハンドを申告していればフェアプレーのヒーローになっていただろうと伝えている。
By サッカーキング編集部
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