ブレーメン戦でロイスの先制点を喜ぶドルトムトの選手たち [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第11節が31日に行われ、ブレーメンと日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが対戦した。
ドルトムントは、25日に行われた前節のアウクスブルク戦で5-1の勝利を収めると、その3日後に行われたDFBポカール2回戦のパーダーボルン戦では7-1で完勝。ここ2試合で12得点と、攻撃陣が勢いに載っている。今節は、ここまでわずか3勝で14位に沈むブレーメンとアウェーで対戦。パーダーボルン戦で公式戦通算6得点目を決めた香川は、リーグ戦11試合連続の先発出場で、2試合連続ゴールに期待がかかる。
試合はドルトムントが先制に成功する。9分、イルカイ・ギュンドアンのスルーパスで、ヘンリク・ムヒタリアンがペナルティエリア内右に抜け出し、鋭い折り返しを供給。相手GKが弾くが、こぼれ球をファーサイドのマルコ・ロイスが流し込んでゴールネットを揺らした。ロイスはリーグ戦3試合連続ゴールで通算6得点目となった。
香川は、26分に自陣エリア内右の深い位置まで戻り、相手選手の折り返しをブロックし、守備で貢献。すると30分には、ロイスのスルーパスに反応し、エリア内中央でシュートを放つが、相手選手にブロックされた。
失点後、攻勢に出ていたホームのブレーメンは32分に追いつく。右サイドでのダイレクトプレーから、フィン・バルテルスがエリア内右に抜け出して、マイナスの折り返しを入れる。フロリアン・グリリッチュがダイレクトでシュートを放つが、ゴールライン上にカバーへ入ったマティアス・ギンターにブロックされる。だが、このこぼれ球をアンソニー・ウジャーが押し込み、同点ゴールを挙げた。
しかし44分、FKの流れから、左サイドにいたマッツ・フンメルスが右足のアウトサイドでクロスを入れると、ファーサイドのムヒタリアンがダイビングヘッドでゴールネットを揺らした。ドルトムントが再びリードを獲得し、前半を折り返す。
後半に入ってドルトムントは、ピエール・エメリク・オーバメヤンがフリーでのチャンスを2度外してしまうものの、ロイスのゴールで嫌な流れを断ち切る。72分、ムヒタリアンのスルーパスでエリア内右に抜け出したロイスが、落ち着いてGKとの1対1を沈めて、リードを2点に広げた。
ドルトムントは76分、パク・チュホとロイスを下げて、マルセル・シュメルツァーとゴンサロ・カストロをピッチに送り出した。84分には主審が負傷した模様で、第4審判と変わるアクシデントも発生。ドルトムントはその間に、ギュンドアンを下げて、ウカシュ・ピシュチェクを投入した。
香川も終盤にチャンスを作るが、得点には繋がらず。試合はこのまま終了し、ドルトムントが敵地で3-1の勝利を収めた。これでリーグ戦3連勝。公式戦では4試合連続で3点以上を奪う結果となった。なお、香川はフル出場を果たしている。
ブレーメンは次節、11月8日にアウェーでアウクスブルクと対戦。ドルトムントは、5日に行われるヨーロッパリーグ・グループステージ第4節のガバラ戦をはさんで、8日にリーグ第12節で、DF内田篤人が所属するシャルケとの“ルール・ダービー”に臨む。
【得点者】
0-1 9分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
1-1 32分 アンソニー・ウジャー(ブレーメン)
1-2 44分 ヘンリク・ムヒタリアン(ドルトムント)
1-3 72分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト