大儀見はバイエルン戦で78分までプレーした [写真]=Akio Hayakawa/Photoraid.uk.
女子ブンデスリーガ第7節が1日に行われ、なでしこジャパンFW大儀見優季が所属する1.FFCフランクフルトは同FW岩渕真奈が所属するバイエルンと対戦し、0-1で敗れた。
先発出場した大儀見が「バイエルンの守備がとても堅く、単純にロングボールやクロスボールを放り込むだけになってしまい、相手が嫌がる効果的な攻撃があまりできませんでした」と振り返ったように、22分に先制点を奪われたフランクフルトは、最後までバイエルンの堅守を崩すことができなかった。
相手陣地に押し込む時間帯が長かっただけに、「流れとは関係なく自分たちのミスからバイエルンの得点パターンを引き出してしまい、失点してしまったのはとても残念」と序盤の失点に悔しさを滲ませた。
同時に、現在首位に立つバイエルンの印象を次のように語った。
「バイエルンは組織的にかなり洗練されていて、守備も攻撃もきちんとオーガナイズができていました。監督がチームに要求していることも高いし、個々の能力も高い上に組織としてしっかりしていました。あれだけ外国人選手の多いチームを組織的に戦える集団にまとめ上げるのは、本当にすごいことだと感じました。このチームに勝つには、個人としてもチームとしてももっと工夫が必要だと思います」
大儀見は今夏にヴォルフスブルクから1.FFCフランクフルトへ移籍。今シーズンは、「ココロ、身体、技術の調和を目指しながら、全ての質を上げていくこと」を目標に掲げ、「高い領域でこれらを調和させたプレー」ができるようにと意気込む。
「対応力と多様性を身につけるために様々な分野からアプローチをし、より多角的な視野で手段を選ばずに良いと感じたものを取り入れています。昨シーズンまで取り組んできたことは一度捨てて新たなものを取り入れ、新しい化学変化を生み出そうと試みています」
新シーズンが始まってから約3カ月が経過し、「少しずつ自分の感覚に変化を感じられている」と手応えもあるようで、「地味に地道に取り組んでいきたい」とコメントした。
By サッカーキング編集部
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