レヴァークーゼン戦に出場した大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images
FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンは、7日に行われたブンデスリーガ第12節でレヴァークーゼンと対戦し、2-1と勝利を収めた。右サイドで先発出場し、90分までプレーした大迫が試合後の取材に応じている。
17分に先制点を奪ったケルンは前半のうちに同点とされたものの、後半に入りレヴァークーゼンが退場者を出すと、71分に勝ち越しゴールを奪取。このまま逃げ切り、4試合ぶりの白星を手にした。なお、長澤はベンチ入りしたものの出場機会は訪れなかった。
“ライン・ダービー”と呼ばれる一戦で勝利に貢献した大迫は、「前半を耐えれば、後半ああいう感じになるかなと思っていたので、前半は全体的にパワーを貯めている感じがありました。後半は仕掛けることになって、相手が1人退場してたくさんチャンスができたんですけど、(途中で)FWに入ってから何本かチャンスがあったのでそれを決めないといけないと強く思っています」と振り返り、後半からポジションを中央に移したものの得点を挙げることができなかったことを悔やんだ。
「右サイドだったから守備をしないといけなかった」と話す通り、ディフェンスに追われる時間が多かった大迫。「なかなか攻撃に行く回数は少なくなると思うけど、前半我慢すれば後半すごくチャンスが増えるというのはあるので、そこは我慢しながらやってます」と述べ、「なかなか真ん中で崩してというのができるチームじゃないので、うまくサイドで起点を作ってそこから仕掛けることは意識してます。でも逆サイドに(ボールが)ある時にクロスをあげてくれればもっとチャンス増えるかなとは思うんですけど」と、自身のサイドでの役割について言及している。
また、今シーズンこれまでについては、「良い形でシーズンに入れましたけど、ケガをしてしまって、そこで一度チームが2連勝してやり方が固まったので、最初はなかなか難しかったです」と、離脱中にチームの戦術が決まっていったことで厳しい状況に立たされたと話し、「ようやく少しずつチャンスが増えてきたので、これでコンディションを上げれば得点に絡むことができるのと思うで、この1、2週間でコンディションを上げたいと思います」と、このところ巡ってきているチャンスを活かすべく、今後に向けて意気込んだ。
日本代表に関しては、「チームで今こういう状況で、FWで出させてもらってないのでしょうがないってことは自分でもわかっている。ただ我慢しながらここでどう打開するかっていうのはこれからに繋がってくると思うし、前(FW)で出た時にチャンスを決め切れる力をつけて、前で試合に出ることが一番の近道だと思うので、あんまり代表のことは考えてないです。チームで頑張るだけです」と、まずはケルンでFWとして出場し、ゴールという結果を残すことが重要だと話した。
By サッカーキング編集部
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