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香川がヘッドで先制弾…計5ゴールで激闘のダービー戦はドルトに軍配

2015.11.09

“ルール・ダービー”で先制点を奪ったドルトムントMF香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第12節が8日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントと、DF内田篤人の所属するシャルケが対戦した。

 ドルトムントがホームのシグナル・イドゥナ・パルクに、宿敵シャルケを迎えて、147回目の“ルール・ダービー”となった。現在6連勝中のドルトムントは、その6試合で合計24得点と攻撃陣が絶好調。今節、香川が左インサイドハーフで開幕から12試合連続の先発出場となった。その他、リーグ戦13ゴールで得点ランク2位につけるFWピエール・エメリク・オーバメヤンらもスタメンに名を連ねたが、FWマルコ・ロイスは肉離れで離脱を強いられているため欠場となった。

 一方、公式戦5試合白星から遠ざかっているシャルケ。スタメンには、FWクラース・ヤン・フンテラールやFWフランコ・ディ・サントに加え、FWドイツ代表に初招集された19歳のFWレロイ・ザネらが入った。なお、今年6月に右ひざの手術を受けたシャルケの内田は、引き続きメンバー外。また、キャプテンのDFベネディクト・ヘーヴェデスも手の骨折で欠場となった。

 試合はダービー戦らしく立ち上がりから両チームとも球際に厳しく、激しい展開が続く。シャルケは20分、左サイドに抜け出したデニス・アオゴがクロスを供給。ニアサイドに飛び出したザネが合わせるが、シュートは枠の左に外れた。一方のドルトムントは28分、ゴンサロ・カストロのダイレクトパスで香川が左サイドに抜け出し、折り返しを入れる。中央でオーバメヤンがダイレクトシュートを放つが、ジョエル・マティプのブロックに阻まれる。

 試合が動いたのは30分。香川が約5年ぶりにダービー戦でゴールを決めてドルトムントに先制点をもたらす。ワンツーで右サイドの深い位置に抜け出したマティアス・ギンターがクロス。中央でフリーの香川が頭で叩きつけて、ゴール左隅に決めた。しかし喜びも束の間、シャルケが同点ゴールを奪う。33分、レオン・ゴレツカからの浮き球のパスに反応したザネが、スピードに乗ってエリア内右に侵入して折り返し。ゴール前に走り込んでいたフンテラールが右足で合わせて、ゴールネットを揺らした。

 前半終盤に入り43分、ドルトムントが勝ち越しに成功する。左CKからヘンリク・ムヒタリアンのボールに、ニアサイドで相手DFの前に飛び込んだギンターが頭で合わせる。シュートは相手GKラルフ・フェアマンの手を弾いてゴールに吸い込まれた。前半はドルトムントの1点リードで折り返す。

 後半開始直後の47分、自陣からパスを繋いだドルトムントは、カストロのラストパスでエリア内右に抜け出したオーバメヤンが、ダイレクトで右足シュートを放ち、ゴール右隅に沈めた。リードを2点に広げたドルトムントは54分、右サイドを抜け出したオーバメヤンが折り返しを供給。中央へ走り上がったムヒタリアンがフリーで合わせるが、フェアマンの好セーブに阻まれた。69分には右CKから中央でソクラティス・パパスタソプーロスが頭で合わせると、シュートはゴール右隅を突くが、これもフェアマンに横っ飛びで弾き出される。

 すると71分、シャルケが1点差に迫る。右サイドを突破したゴレツカが折り返しを入れると、中央のソクラティスがクリアミス。ボールはフンテラールの足元に入り、飛び出したGKを見て、落ち着いてチップキックでゴールを奪った。90分、シャルケFWフェリックス・プラッテが、ドルトムントユリアン・ヴァイグルに後ろからタックル。これがきっかけで両軍が入り乱れ、最終的にはプラッテにイエローカードが提示された。

 激闘のダービー戦はこのまま終焉。ホームのドルトムントが3-2で今シーズン最初の“ルール・ダービー”を制し、公式戦7連勝となった。対照的に敗れたシャルケは6試勝利なしと厳しい状況に立たされている。なお、香川はフル出場を果たした。

 ドルトムントは次節、代表ウィークを挟んで、20日にアウェーで日本代表DF酒井高徳の所属するハンブルガーSVと対戦。シャルケは21日にバイエルンをホームに迎える。

【スコア】
ドルトムント 3-2 シャルケ

【得点者】
1-0 30分 香川真司ドルトムント
1-1 33分 クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ
2-1 43分 マティアス・ギンタードルトムント
3-1 47分 ピエール・エメリク・オーバメヤンドルトムント
3-2 71分 クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ

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