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香川自身も「記憶にない」、2年半ぶりの鮮烈ヘッド「結果残せてよかった」

2015.11.09

シャルケ戦での先制ゴールを喜ぶ香川 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、8日に行われたブンデスリーガ第12節、DF内田篤人が所属するシャルケとの“ルール・ダービー”で、公式戦通算7ゴール目を挙げた。

 香川自身も「記憶にない」と語ったヘディングでのゴール。プレシーズンマッチでは今年7月の川崎フロンターレ戦でヘディングシュートを決めていたが、公式戦ではマンチェスター・Uに所属していた2013年5月19日のウェスト・ブロムウィッチ戦以来903日、約2年半ぶりのヘディングゴールだった。

 ゴールの場面を振り返り、「綺麗に決まったんで。ミートするように集中していましたね」と狙い通りの得点だったことを明かした。ダービーでは2010年5月以来、約5年半ぶりの得点となったが、「やはりダービーですしね、本当に試合前の雰囲気、特別な雰囲気があったんで、しっかりと結果が残せてよかったです。うれしかったです」と笑みを浮かべた。

「こういう緊張感のゲームっていうのはなかなか経験できない」と話す通り、“ルール・ダービー”は世界でも有数の激しいダービーマッチ。そんななかでも臆せず空中戦を挑んだ香川。以前に比べてフィジカルコンタクトでも成長が感じられたことについては、「しっかりと練習できているからだと思う。そこを意識してトレーニングだったり、ぶつかることができている。そういう怖さとかに負けずに気持ちを強く持ってやるようにしています」と意識して日々の練習に取り組んだ成果が出たと分析した。

 今後は一度クラブから離れ、日本代表として2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア2次予選に臨む。「必ず勝たなきゃいけない試合ですし、先月の2試合は特に前半の戦いに課題が残った。そういう中で前半、恐らくこの前のように引いてくる相手に対してどうやって崩せるのか、どうやってうまくボールを運べるのか。アジアの中では僕たちが主導権を握る時間が多いので、そういうところでのコンビネーションをもっと話しあってやっていきたい」と前半のうちに崩しきれなかった10月のシリア代表戦を例として挙げ、課題の改善を誓った。

 日本代表は12日にシンガポール代表と、17日にカンボジア代表とそれぞれ敵地で対戦する。

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By サッカーキング編集部

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