バットマンのロゴ入りシャツを披露したオーバメヤン(中央) [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第12節が8日に開催され、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとDF内田篤人が所属するシャルケによる“ルール・ダービー”が行われた。同試合後にドルトムントのクラブ公式ツイッターと公式フェイスブックが、プロフィール画像を一時的に『バットマン』のロゴに変更した(※現在はクラブエンブレムに再変更済)。同日付のドイツ紙『ビルト』が報じた。
ドルトムントは香川、ドイツ代表DFマティアス・ギンター、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンがゴールを奪い、3-2で147回目のダービーを制した。
この試合の決勝点を挙げたオーバメヤンは、ゴール後のセレブレーションで『バットマン』のロゴが入ったアンダーシャツを披露した。ロゴの下部には「覚えているか」との一文が記されており、これは昨シーズンのルール・ダービーで自らがゴールを決めた際にマスクを着用して行った『バットマン&ロビン』のゴールパフォーマンスを示しているとされる。
オーバメヤンは『バットマン』のロゴ入りの靴を履くほど、バットマン好きなようだが、今回のパフォーマンスはチームメイトのドイツ代表MFマルコ・ロイスに向けたものだったという。前回のダービーでロビン役を務めたロイスは、ヨーロッパリーグのガバラ戦で負傷し、この日のダービーを欠場。オーバメヤンは「彼に捧げるためにやった」と告白した。
チームもライバル相手の勝利を大喜びしているようで、オーバメヤンのパフォーマンスに合わせてクラブ公式SNSのプロフィール画像を『バットマン』のロゴに変更(※現地8日21時、クラブエンブレムに再変更済)。大きな話題になっている。
なお、当然ながらユニフォームを脱いだオーバメヤンにはイエローカードが提示されたが、これについてミヒャエル・ツォルクSDは「イエローカードは受けるべきではないが、ダービーの勝利で代償は払われたよ。彼は本当にチームプレーヤーだし、誰からも愛されている」とコメント。また、トーマス・トゥヘル監督も「オーバからはあんなことをするとは聞かされていなかった。でも今日は目をつぶるとするよ」と述べ、今シーズン14ゴール目を決めてチームを勝利に導いたエースの“パフォーマンス”を大目に見ると明かした。
By サッカーキング編集部
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