7日のマインツ戦で退場処分を受けたドラクスラー [写真]=Bongarts/Getty Images
7日のブンデスリーガ第12節で、日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツと対戦し、レッドカードを受けて退場したヴォルフスブルク所属のドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーが、自身のファールについて言及した。9日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
ドラクスラーはこの試合でキックオフから14分後に、空中のボールを処理するためジャンプをしながら右足を伸ばしたが、同時にチリ代表DFゴンサロ・ハラもヘディングでのクリアを試みていたため、ドラクスラーの足はハラの頭部を直撃。同紙が「まるでカンフー」と表現したこのファールにより、ドラクスラーは一発退場となってしまった。同選手は一連のプレーについてこう話している。
「運が悪かった。ボールはそこまで高く上がっていなかったから、足でトラップすればいいと思ったんだ。さらに後ろから相手が来ていることも僕は全く気付いていなかった。(自分の足とハラの頭が)ぶつかった瞬間、自分でもとても驚いた。その(驚いた)リアクションはみんなも見ていたと思う。でも、彼がひどいケガを負うことがなくて良かったよ」
その言葉通り、ドラクスラーはファール後すぐさま、地面に倒れるハラを気遣う仕草をしており、意図的なファールでなかったことは明らか。そして同選手はダニエル・ジーバート主審のレッドカードに対して抗議は一切せず、判定を受け入れる姿勢を示していた。
しかしヴォルフスブルクの関係者からは「(故意ではないため)レッドカードは厳しすぎる」との声もあり、元デンマーク代表FWニクラス・ベントナーは、「ハラはレッドカードを出させるために最大限のことをやった」とコメント。過剰な痛がりかたをしたのではないかと、ハラを批判している。
By サッカーキング編集部
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