シュトゥットガルト戦で不満を露わにするレヴァンドフスキ [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンに所属するポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキと、オランダ代表FWアリエン・ロッベンの間に亀裂が生じているようだ。
8日に行われたブンデスリーガ第12節でバイエルンはシュトゥットガルトとホームで対戦。結果的にバイエルンの4-0という大勝に終わったが、11日にドイツ誌『スポーツビルト』が報じた内容によると、後半にレヴァンドフスキが激怒している姿が数回散見されたという。理由は、後半に入ってから、ロッベンがフリーの状態で待っているレヴァンドフスキにパスを出さなかったから。そして試合後、このことを質問された同選手は「それについては何も言いたくない」と、苛立ちを隠せなかったそうだ。
ロッベンはこの件について「逆のパターンだってあるんだよ。つまり、前半に何度か、彼が(周りに)パスを出せるシーンだってあった」と反論。そして「僕たちはお互いに批判的でいなければ。野心は必要だからね」とコメントしているが、『スポーツビルト』によれば、2選手の不仲は今に始まったことではないとのことで、チーム内部ではすでに当たり前のものとなっている様子だ。
また、エゴに走る選手を嫌うことで知られるジョゼップ・グアルディオラ監督はシュトゥットガルト戦後、「これがアリエン・ロッベン、そしてこれが彼のメンタリティだ。私は優れた監督かもしれない。でも31歳になったロッベンのメンタリティを変えるのには不十分な監督だ」と、ロッベンへの批判ともとれるコメントを残している。
しかしスポーツディレクターを務めるマティアス・ザマー氏は、あまり問題視していないのか、それとも内部の問題を公にしたくないのか、「もちろんアリエンが他の選手にパスを出せるシーンも数回あった。でも彼がチームメートにパスするシーンだってあった。選手の誰かが激怒するのは、特に問題だとは思っていない。私が現役の時、一体何回怒ったと思っているんだ?」とコメントした。
By サッカーキング編集部
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