ヘルタ戦で原口元気(左)と対峙した酒井高徳(右)
今夏シュトゥットガルトから70万ユーロ(約9300万円)でハンブルガーSV(HSV)に移籍したDF酒井高徳が、ドイツ紙『ビルト』とのインタビューで現在の状況について語っている。
酒井は今シーズン最初の公式戦であるDFBポカール1回戦イエナ(4部)戦に右SBとしてフル出場したが、格下相手に延長の末2-3で敗戦。それ以降、同選手は先発の座から遠ざかり、ブンデスリーガ第11節終了時点でわずか45分間の出場に留まっていた。しかし先週末の第12節では、右SBレギュラーのドイツ人DFデニス・ディークマイアーが負傷欠場したことにより酒井に出番が与えられ、約3カ月ぶりにキックオフから試合終了までをピッチ上で過ごした。
11日、『ビルト』が伝えた内容によると、試合に出られなかった日々について酒井は、「もちろんプレーできなければイライラしてしまう。けれどもポジティブでいなければならない。だからずっとその姿勢を崩さずに過ごしていました。誰が試合に出るかを決めるのかは監督の仕事。それは受け入れなければなりません。チームがうまく回ることが僕にとっては重要なんです」と話している。
また、ディークマイアーの離脱により、前節で今シーズン初のリーグ戦先発出場となったことについては、「まず、デニスができるだけ早くケガから戻ってこられることを願っています。僕はあまり先のことは考えない性格です。いつも目の前の試合に集中しなければなりません」と語気を強めたが、インタビュアーが「ようやく夫人も2人の娘さんも9月から一緒に住めるようになりましたね。ご家族はハンブルクを気に入っていますか?」と話題を変えると、酒井は次のようにコメントした。
「とても気に入っています。先日(日本から)やってきた僕の母親も同じです。シュトゥットガルトよりも綺麗な町だと言っていました。家の近くには日本人学校もあり、幼稚園もあります。先日は家族と大聖堂に行ってきました。ゆっくりとハンブルクを知っていきたいと思っています」
なお、9日のHSV公式ツイッターには、酒井が2人の娘と大聖堂を訪れた写真が掲載されている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト