ドイツ対オランダの親善試合が行われる予定だったHDIアレーナ [写真]=Bongarts/Getty Images
17日にハノーファーのHDIアレーナで予定されていたドイツ代表対オランダ代表の親善試合が、テロの可能性により急遽中止された件の余波が続いている。
同試合の会場となったHDIアレーナは普段、日本代表MF清武弘嗣と同DF酒井宏樹が所属するハノーファーの本拠地として利用されており、同クラブの練習場も隣接。また練習用具室や、選手らがトレーニング前後に着替えを行うロッカールームはスタジアム内にある。しかし、18日にドイツ紙『ビルト』が報じた内容によると、現在もスタジアムやその周辺は当局により一部封鎖されており、そのため同日午前の練習が中止になったという。
これについてハノーファーの広報を務めるアレックス・ヤコブ氏は『ビルト』紙に対し、「すでに昨晩決定されていたことだが、運営上の理由により午前9時半からの練習はなくなった。『明日(19日)になればスタジアムやロッカールームが使えるようになる』という保証もない」と話している。
代表戦が中止になった直後に同クラブのマーティン・キント会長は「今晩の出来事により、ブンデスリーガに関する事柄のほとんどが変更を余儀なくされるだろう。サッカー界全体にとってもね」と話していたが、早速その影響を受ける格好となってしまった。
ドイツ代表対オランダ代表の試合は現地17日20時45分にキックオフを予定されていたが、フランス諜報機関から「スタジアムでテロが起こる可能性がある」と情報が入り、約1時間半前の19時20分に中止が決定された。ただし地元警察からは、これまでスタジアム内で爆発物が見つかったとの発表はなされていない。
By サッカーキング編集部
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