バイエルン戦でフル出場したヘルタFW原口元気(左)[写真]=City-Press via Getty Images
ブンデスリーガ第14節が28日に行われ、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは敵地でバイエルン相手に0-2で敗れた。この試合にフル出場した原口が試合後の取材に応じている。
ヘルタ・ベルリンは2連勝で首位バイエルンとの対戦を迎えたが、34分にFWトーマス・ミュラーに決められると、41分にもFWキングスレイ・コマンに追加点を奪われ、そのまま0-2で敗戦。連勝ストップとなった。
試合を振り返った原口は、「前半は手も足も出なかったです。後半は相手が緩めたというか、バイエルンは前半しか本気を出していない感じがしました。その前半は手も足も出なかったなというのが、個人もチームもそういう感じです」と完敗を認めると、「ああいう相手に勝つにはとりあえず前半は凌がなきゃいけない。最低前半は0-0でいかなきゃ勝ち目は無かったなと思います」と前半のうちに失点を喫したことを悔やんだ。
試合前の雰囲気については、「日本では考えられないような感覚。Jリーグだったらどこが来てもどっちが勝つか分からないですけど、やっぱりどこか、みんな勝てないと言う雰囲気を、特にドイツ人は感じてたと思います。それだけのクオリティのあるチームではありますけど、何かしらチャンスはあったと思いますし僕もチャンスがあったので、先制点が入っていたら変わってたかなと思います」と、圧倒的な強さを誇るバイエルンを前に、チームがネガティブになっていたことを明かした。
そして相手選手の中でMFアルトゥーロ・ビダルが最も嫌な存在だったと語ると、「スピードとか他の選手とはレベルが違ったので、僕も前半結構取られてしまって、それが一番悔しいですね」とコメントしている。
また、バイエルンについては「今年の方が良い感じはしますね。去年はケガ人も多かったですし、守ってても、キツかったけどそこまで怖さは無かったんですけど、今日はやっぱ怖かったです」と優勝した昨シーズンと比べて、今シーズンはより強さが増しているとの見解を示した。
3位浮上のチャンスを逃した5位ヘルタ・ベルリンは、次節で8位レヴァークーゼンをホームに迎える。原口は「次が大事なので、順位も近いですし、まぁ強いですけどね。ホームなので勝機はあると思うし、勝てれば前に進めると思います」と、この日の敗戦から気持ちを切り替え、意気込みを口にしている。
By サッカーキング編集部
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