勝利を喜ぶ酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第14節が28日に行われ、ブレーメンとDF酒井高徳が所属するハンブルガーSVが対戦した。酒井は右サイドバックで3試合連続の先発出場を果たしている。
前節、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントに勝利を収め、10位に順位を上げたハンブルガーSV。今節は14位ブレーメンとの“ノルト・ダービー”(北部ダービー)となった。
試合は開始早々の3分に動く。カウンターからハンブルガーSVがチャンスを作ると、右サイドのピエール・ミシェル・ラソッガが左サイドへ展開。エリア内左でボールを持ったイヴォ・イリチェヴィッチが切り返しから右足シュートを放つと、これがゴール右上に決まり、ハンブルガーSVが先制に成功する。
さらに27分、ハンブルガーSVが敵陣中央やや右側の、ゴールから距離がある位置でFKを獲得する。ミヒャエル・グレゴリチュが左足で強烈なシュートを狙うと、これが相手DFに当ってコースが変わり、GKフェリックス・ヴィートヴァルトの頭上を越えて追加点が決まった。
後半になってホームのブレーメンがようやく反撃に出る。62分、エリア内で浮き球のパスを受けたアンソニー・ウジャーがワントラップから右足シュート。これがゴール左に決まり、ハンブルガーSVが1点差に迫った。
しかし、直後の68分、ハンブルガーSVがセットプレーから前がかりになっていたブレーメンを襲う。最終ラインからロングボールを受けたニコライ・ミュラーがハーフウェイラインから独走。きっちりとGKとの一対一を決め、決定的な3ゴール目を奪った。
このままハンブルガーSVが3-1でブレーメンを下し、“ノルト・ダービー”を制した。2連勝を飾ったハンブルガーSVは暫定6位に浮上した。なお、酒井はフル出場している。
次節、ブレーメンは敵地でシュトゥットガルトと、ハンブルガーSVはホームで日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツと対戦する。
【得点者】
0-1 3分 イヴォ・イリチェヴィッチ(ハンブルガーSV)
0-2 27分 ミヒャエル・グレゴリチュ(ハンブルガーSV)
1-2 62分 アンソニー・ウジャー(ブレーメン)
1-3 68分 ニコライ・ミュラー(ハンブルガーSV)
By サッカーキング編集部
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