ダルムシュタットを率いるシュスター監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
34年ぶりにブンデスリーガの舞台に戻り、今シーズンここまで4勝6分5敗とまずまずの成績を残しているダルムシュタット。悲願の1部残留も成し遂げられそうな勢いを持つ同クラブを支えているのは“親子の愛”だった。
ドイツ紙『ビルト』が報じた内容によると、ダルムシュタットでスカウティングを担当しているのは、かつて東ドイツでプロサッカー選手だったエバーハルト・シュスター氏で、同氏はディルク・シュスター監督の実の父親だという。
父エバーハルト氏は現在74歳と高齢ながら、ダルムシュタットの対戦相手に関する情報を収集する日々を過ごしている。同紙によれば、12日のブンデスリーガ第16節で激突する日本代表MF原口元気のヘルタ・ベルリンを最近は熱心に観察しており、先月22日のホッフェンハイム戦と先週末のレヴァークーゼン戦の2試合に足を運んでいたそうだ。
父親が提供する情報についてシュスター監督は「彼のヒントはすごく信頼できるものだ。全てを見渡し、いつも正確なんだよ」と、心から感謝している様子。また次節ダルムシュタットと相見えるヘルタのパル・ダルダイ監督は「その年齢でのスカウティングは、有利なことばかりだろう。これまで見てきた物の総数が違うからね。そしてそれを周囲にうまく伝える経験も備わっている」と警戒を強めている。
By サッカーキング編集部
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