ケルン戦でフル出場したMF香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第17節が19日に行われ、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンと、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが対戦した。
ブンデスリーガは今節がシーズン前半の最終戦で、終了後に約1カ月のウィンターブレイクに入る。10位につけるホームのケルンは、ここ4試合勝利なし。5試合ぶりの白星で前半戦を締めくくりたいところ。大迫は同2試合ぶりのベンチスタート。浦和レッズへの完全移籍(2016シーズンはジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍)が発表された長澤はメンバー外となった。
一方、3連勝中の2位ドルトムントは、首位バイエルンとの勝ち点差が「5」。アウェーでの年内最終戦で4連勝を狙う。香川はリーグ戦3試合ぶりの先発出場。18ゴールで得点ランキグトップのFWピエール・エメリク・オーバメヤン、MFユリアン・ヴァイグル、MFイルカイ・ギュンドアンらがスタメンに名を連ねた。
試合は18分、ドルトムントの先制で動く。左CKから、ヘンリク・ムヒタリアンのボールに中央でソクラティス・パパスタソプーロスが頭で合わせてゴール右隅に決めた。先制点を喫したケルンは31分にチャンスを迎える。右サイドで得たFKから、中央のフレデリク・セーレンセンが頭で合わせると、シュートはゴール右下隅を突くが、GKロマン・ビュルキの好セーブに阻まれた。前半はドルトムントの1点リードで折り返す。
ドルトムントはマッツ・フンメルスとパク・チュホに代えて、スヴェン・ベンダーとマルセル・シュメルツァーを投入して後半を迎える。55分には、エリア内右に抜け出したマティアス・ギンターのクロスに、中央でフリーだった香川が頭で叩きつけるが、シュートは枠の左に外れた。ケルンは61分、セカンドボールに反応したシモン・ツォラーがエリア内中央で右足シュートを放つが、ベンダーのブロックに阻まれた。
ケルンは70分、パヴェウ・オルコフスキとドゥシャン・シュヴェントに代えて、アントニー・モデストとレオナルド・ビッテンコートを投入。ドルトムントは75分、ヨナス・ホフマンを下げてアドリアン・ラモスをピッチに送り出した。
終盤に突入し、ドルトムントにミスが目立ち始めると、ケルンが攻勢に出る。79分、ヤニック・ゲルハルトがエリア手前中央で左足を振り抜くが、シュートはGKビュルキにわずかに触れられ、右ポストに阻まれた。すると82分、同点ゴールが生まれる。ビュルキのミスキックをカットしたツォラーが、そのままエリア内に侵入し、左足シュートをゴール右隅に沈めた。
勢いに乗るケルンは90分に逆転ゴールを奪う。ドルトムントのロングボールを右サイドのセーレンセンが頭で弾き返す。するとボールはそのままゴール前に流れると、反応したモデストがダイレクトで右足シュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
試合はこのままタイムアップ。ドルトムントは1-2で敗れ、今シーズン3敗目で連勝が3で止まった。劇的な逆転勝利を収めたケルンは5試合ぶりの勝利で年内最後の試合を締めくくった。なお、香川はフル出場、ベンチスタートの大迫に出番は訪れなかった。
ケルンは次節、1月23日にホームでシュトゥットガルトと対戦。ドルトムントは同日にボルシアMGとのアウェーゲームで後半戦初戦を迎える。
【得点者】
0-1 18分 ソクラティス・パパスタソプーロス(ドルトムント)
1-1 82分 シモン・ツォラー(ケルン)
2-1 90分 アントニー・モデスト(ケルン)
By サッカーキング編集部
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