バイエルン戦にフル出場した酒井宏樹 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第17節が19日に行われ、日本代表MF清武弘嗣と同DF酒井宏樹が所属するハノーファーはバイエルンと対戦し、0-1で敗れた。試合後、フル出場を果たした酒井が取材に応じている。
序盤から押し込まれる展開を強いられながらもなんとか凌いでいたハノーファーだったが、40分にPKで先制点を奪われると、結局このゴールが決勝点となった。酒井は、「結果勝ち点0なので全く意味ないですし、バイエルン相手だと普通のプレーができなくなってしまうと苦しいですし…リスペクトしすぎたかなという風には思います」と王者を相手に普段通りのプレーができなかったと振り返った。
続けて、「こっちの人は陽気なので、練習では『バイエルンなんて大丈夫だよ』って感じなんですけど、実際目の前にしてしまうと(普段通りに)プレーできない人が多かったのですごく残念です。若手もベテランも関係なく、同じサッカー選手ならもっと戦うべきだったと思います」と、精神的な弱さを指摘した。
個人のパフォーマンスに関しては、「守備に関しては相手がすごい良いプレーヤーだったので集中してできましたし、ファイトのところは楽しくできたので良かったですけど。90分動くことはできましたし、そういう意味では良かったと思います」と一定の満足感を示している。
ブンデスリーガはこれで前半戦の日程を終え、ウィンターブレークに入る。酒井は「キヨ君(清武)がいないっていうのはすごく大きいですし、チームの中心というか、飛びぬけて中心だったので、やっぱりその選手が怪我で2回も離脱してしまうとキツかったです。怪我の部分は運もかなりあるので、キヨ君のせいではないですし、僕らが耐えられなかったのもあるし、代わりに出た選手が結果を出せなかったというのがあるので来年はもっと厳しくなると思いますけど」と、チームの攻撃をけん引する清武が負傷離脱を強いられたことが痛手だったと、シーズン前半戦を振り返った。
そして、加入が噂されるセレッソ大阪所属の日本代表MF山口蛍については、「まぁメディカルチェックまで来てるので、もう間近かなっていう風には思います。あとは蛍とクラブが決めることなんで僕はわからないです」とコメントすると、加入が決まればしっかりとサポートしつつ、チームの力になってほしいと話した。
「最初の半年は難しいと思いますし、僕も(原口)元気とかもなかなか馴染むのは難しかったですけど、どれだけサポートしてあげられるかが大事だと思いますし、半年間慣れるんじゃなくて苦しいチームの力になってほしいし、蛍の力ならなれると思うので、しっかりサポートしつつ。日本人3人でしっかりとチームにとってプラスになるように…でも発表がまだなので何があるか分からないのでね」
By サッカーキング編集部
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