ハノーファーでプレーする清武 [写真]=Bongarts/Getty Images
ハノーファーに所属する日本代表MF清武弘嗣が、YouTubeのクラブ公式チャンネルによるインタビューに応えた。
11月の代表招集中に右第5中足骨を骨折し、現在は個人練習を再開している清武。復帰時期について問われると、「一応、予定では来週を見ていますけど、足の状況もありますし、コンディションの状況もあるので、監督と話しながらやっていければいいと思います」と述べた。
同選手の負傷離脱中、ハノーファーはミヒャエル・フロンツェク前監督の辞任とトーマス・シャーフ監督の就任を発表した。清武は、新指揮官について「ミーティングとかしていて、ハードなんだけど戦術的には細かい監督という印象」と口にした。
また、先月21日にセレッソ大阪からの加入が発表された日本代表MF山口蛍に関しては「僕が来た時に(酒井)宏樹や(通訳の山守)淳平さんからすごい助けてもらった。次に蛍が来たので、僕も宏樹も淳平さんも、皆でサポートを……今はできていると思います」と笑顔で明かした。
自身が目標とする選手については「(香川)真司くんや、今はスペインに行っている乾(貴士)くんを僕は間近で見ていたので、そういう選手が目標でした。ポジションが似ている選手なので、今も目標にしています」とセレッソ大阪時代の同僚選手の名前を挙げた。
負傷の影響で前半戦はブンデスリーガ9試合の出場に留まった清武だが、3ゴール4アシストを記録し、チーム内得点王。「自分の得点もアシストも伸ばしたい」と前置きしたものの、「チームが厳しい現状に置かれているので、早く復帰してチームのために戦いたい」とチームのために戦うことを強調。
そして、ブンデスリーガで活躍する選手たちが日本で注目を浴びていることの理由を問われ、「長谷部(誠)さんだったり真司くんだったり高原(直泰)さんだったり、僕たちより前に来た選手たちが、日本人がブンデスリーガでやれるのを示してくれた」と敬意を示し、「自分たちの力ではなく、僕たちより前に来た選手たちのお陰だと思います」と、謙虚に主張した。
30日に行われるリーグ戦第19節で、ハノーファーはレヴァークーゼンと対戦。欠場濃厚の清武は、「難しい相手ですけど、自分たちにもチャンスはあると思う。勝ち点を絶対とれると信じていますし、今週の練習も昨日からすごく気合が入ってるので、希望はあると思います」との見解を示し、「ケガをしている状態でチームについて話すのはあまり良くはないと思いますけど、チーム全体のことを信じている。チームにとって今は一体感が必要だと思うので、そこだけは乱さないように全員で残りの試合を戦っていければいい」と語った。
By サッカーキング編集部
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