不満が続出しているダルムシュタットの本拠地 [写真]=City-Press via Getty Images
今シーズン、34年ぶりに復帰したブンデスリーガ1部の舞台で戦っている昇格組ダルムシュタットのピッチについて、クラブ内外から批判が噴出している。1日、ドイツ紙『ビルト』が報じた。
同紙によると、1月30日に開催されたブンデスリーガ第19節で、DF内田篤人のシャルケがダルムシュタットの本拠地で試合を行ったが、試合後、ドイツ代表MFレロイ・ザネからは「正直に言うと、ここでサッカーなんてできないと思う」と言われ、ドイツ人GKラルフ・フェアマンも「これをグラウンドと言っていいのか分からない。むしろ雑草が生えた駐車場という感じだよ」とコメントするなど、グラウンド状態に関する不満の声が聞こえてきたという。
しかし、不満はホーム側にとっても同じなようで、ダルムシュタットのドイツ人MFジェローム・ゴンドルフも「ブンデスリーガの試合を開催するレベルにはない。『このようにひどいグラウンドで試合をする場合、ここをいつも使用しているダルムシュタットが有利』なんて議論がよく聞かれるが、そんなことは全くない。僕たちが良い内容の試合をできたのは、ほとんどがアウェーだ。このピッチ状態は僕たちにとっても不利なんだよ」と話した。
ピッチコンディション不良の原因について、ダルムシュタットのライナー・ブルヘンネ社長は、「我々のトレーニング場には芝生の成長を促すための暖房設備がないため、選手たちは時々スタジアムで練習しなければならない」と、資金不足を理由に挙げている。
By サッカーキング編集部
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