マインツ武藤、決勝ゴールに絡むも…地元メディアからは低評価

武藤嘉紀

ハノーファー戦に先発出場した武藤嘉紀(左) [写真]=Bongarts/Getty Images

 6日に行われたブンデスリーガ第20節で、8位マインツと最下位ハノーファーが対戦。マインツのFW武藤嘉紀と、ハノーファーのDF酒井宏樹、MF山口蛍、MF清武弘嗣の日本代表対決が実現した。ホームのマインツが24分に挙げたスペイン人MFハイロ・サンペリオのゴールを守り切り、1-0で競り勝った。

 2試合連続で先発の武藤は、センターフォワードで出場。決勝点にも絡んだが、75分に右足を負傷して途中交代した。同日中に行われた精密検査の結果、外側側副じん帯の損傷で、数週間の離脱を強いられることが明らかになった。

 地元紙『Allgemeine Zeitung』は試合後の採点で、武藤に対して「4」をつけた。(ドイツメディアの採点は、最高1点、最低6点)

 寸評では「決勝ゴールに絡み、58分にはうまくカウンターチャンスを作った。競り合いにも積極的に入っていった。しかし、それ以外では精彩を欠いた」と、プラス、マイナスの両面が出ていたとした。

 スポーツサイト『Sportal.de』も、同じく「4」をつけ、武藤はドイツ人MFユヌス・マッリとともに、チーム最低点数だった。「もっと良いパフォーマンスをした試合もあった。パスが来ることも少なく、強固なハノーファーのセンターバックを相手に孤立していた」と、試合に絡めなかったことを指摘。さらに、「そのため、しょっちゅう倒れ、深い位置からボールを出すこともあったが、正確さを欠いていた。たとえば、70分のカウンターチャンスでは大きく外した」と、パスの精度が低かったことも合わせて、全体的に低い評価となっている。

 減点対象が多かったものの、「その代わり、アシストのアシストという形でゴールに貢献した」と、決勝ゴールに絡んだ点は加点評価されている。

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