ハノーファー戦にフル出場した香川真司 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第21節が13日に行われ、日本代表MF香川真司が所属する2位ドルトムントと、同MF清武弘嗣、同MF山口蛍、同DF酒井宏樹が所属する最下位ハノーファーが対戦した。
試合はドルトムントが、57分にアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンが挙げたゴールを守り切り、1-0で勝利。香川はリーグ戦2試合ぶりにスタメンに復帰し、フル出場を果たした。酒井も右サイドバックで6試合連続フル出場となったが、3試合ぶりにスタメン落ちした山口は出番がなく、清武は負傷でベンチ入りメンバーから外れた。
地元紙『Ruhr Nachrichten』は、香川、ドイツ代表MFゴンサロ・カストロ、同DFマティアス・ギンターの3選手に最低タイとなる「4.5」の点数をつけた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
寸評では、「ここ何試合かはベンチに座らされていたが、先発に復帰。トーマス・トゥヘル監督が是が非でも香川を信頼しなければならないという根拠を示せなかった」と、レギュラー落ちも不当ではないと分析。「少し良くなった後半もきっかけをつかめず、イエローカードをもらっただけだった」と、復調の兆しがつかめなかったと指摘した。
『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』も、香川に対し、ギンタ―、ドイツ代表MFマルコ・ロイスとともにチーム最低となる「4.5」点をつけた。
「前節のヘルタ・ベルリン戦では遠征メンバーから外れ、シュトゥットガルトで行われたDFBポカール(9日)ではベンチスタート。ハノーファー戦でスタメン出場したが、2016年に入ってからゴールに一度も絡んでいない事実を変えることはできなかった。ほとんど攻撃にも参加しなかったが、2度倒されたことで、ロイスのフリーキックをもたらした」と、この試合で香川が見せた数少ない仕事に言及しながらも、香川が全くといっていいほど攻撃に絡めていないとの見方をした。
さらに、「試合全体を通じて、全く目立つことがなかった。これでは、木曜日に行われるヨーロッパリーグ、ポルト戦のスタメンも難しいだろう」と続け、レギュラー奪取のチャンスを生かせず、再びベンチスタートを強いられるとの予測をしている。
By サッカーキング編集部
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