ヴォルフスブルクに勝利したバイエルンの選手ら
ブンデスリーガ第23節が27日に行われ、ヴォルフスブルクとバイエルンが対戦した。
来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す8位ヴォルフスブルクは、ホームに首位バイエルンを迎えた。チーム内トップスコアラーであるオランダ代表FWバス・ドストの負傷離脱が続く中、ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーや、同代表FWマックス・クルーゼらが先発起用された。対するバイエルンは、23日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグのユヴェントス戦から先発を2名変更。同試合で出場機会の無かった元スペイン代表MFシャビ・アロンソとU-21フランス代表FWキングスレイ・コマンがスタメンに名を連ねた。
最初にチャンスを迎えたのはヴォルフスブルク。15分、右サイドでボールを持ったヴィエイリーニャからの縦パスを受けたドラクスラーが、反転して右足のシュートを放った。しかしこれはGK マヌエル・ノイアーの正面。ネットを揺らすことはできない。
続く19分にはFKのチャンスを獲得すると、ドラクスラーの蹴ったボールにクルーゼが頭で合わせた。しかしGKノイアーが好セーブを見せゴールを死守する。
押し気味に試合を進めるヴォルフスブルクは45分、ドラクスラーが右サイドからクロスを上げると、エリア内でクルーゼが頭で落とし、最後はマルセル・ シェーファーが左足でシュート。しかしボールは枠の右へわずかに外れた。結局、スコアレスのまま前半を折り返す。
チャンスを作れないバイエルンは、後半開始直後にチアゴ・アルカンタラとフランク・リベリーを投入する。
それでもヴォルフスブルクの勢いは止まらない。64分、左サイドを抜け出したクルーゼがクロスを上げると、中央に走りこんだドラクスラーが右足のダイレクトシュートを放った。しかしこのボールにもGKノイアーが反応し、ゴールを割らせない。
すると66分、バイエルンが先制に成功する。エリア内でこぼれ球を拾ったロベルト・レヴァンドフスキがシュートを放つと、ボールはDFに当たり高く上がった。これにコマンがいち早く反応し、落ち際を右足で合わせネットを揺らした。
さらに74分、コマンが右サイドを突破しクロスを上げるとリベリーが胸で落とし、レヴァンドフスキが右足でシュート。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、バイエルンが追加点を挙げた。試合はこのまま終了し、バイエルンが2-0で勝利を収めた。これでバイエルンはリーグ3連勝となった。
次節、ヴォルフスブルクが敵地でハノーファーと、バイエルンはホームで日本代表FW武藤嘉紀の所属するマインツと対戦する。
【得点者】
0-1 66分 キングスレイ・コマン(バイエルン)
0-2 74分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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