ドルトムントでプレーする香川真司(写真は2月25日のポルト戦) [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第23節が28日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはホッフェンハイムと対戦し、3-1で勝利した。試合後、香川は記者団のインタビューに応じている。
28歳のユリアン・ナーゲルスマン新監督就任後、ホッフェンハイムは2試合負けなし。勢いのある対戦相手について香川は「相手もこの前の試合に勝っていたし、監督も変わって自信を持ってハードワークを思いきってやっている感じがあった。彼らは球際も含めて特に前半はうまく守れていましたし、特に俺なんかのところにボールが入った時にすごくプレスに来ていたので、そこは狙われていたと思います」と、積極的なプレーに手こずったと明かした。
ホッフェンハイム戦に先発出場を果たした香川だが、ハーフタイムにイルカイ・ギュンドアンと交代。自身のプレーについて、「ボールを受けて展開が変われば良いんですけど、なかなか効果的な引き出しができなかったですし、ちょっとミスも続いてネガティブになっていたところもあるので交代は妥当だったと思う。でもチームは勝ったんでそれは素直に嬉しいことで、途中出場の選手が結果を残したことはこれからにとって大きなことですね」と、満足のいくパフォーマンスができなかったと認めた。
最近調子があまり良くないことについては「バイタルエリアでボールを受けたら展開であったり、何か違いを求められるポジションなので、そこを意識しすぎている部分がある。ちょっとボールを受ける前や後にどうしても迷いがあるので、それをどうやって打開していくのかは1つの大きな課題です。今年に入ってからなかなか上手くいっていないので、1つ乗り越えどころかなと思います」と、プレーに迷いがあると語った。
また、「個人的にも、チームとしてもそんなにうまくはいっていない感じがする。自分自身も危機感であったり色んなものを持ってやっていますが、前半戦に自分で積み上げてきたものはある。ただ、それを後半戦で継続できているかというとそんな甘くない。チームは結果が出ているんでそこは素直に良いことなんですけど、僕個人としては1つ課題かなと思います」と、個人的にもチームとしても後半戦に入ってから停滞気味だと明言した。
今後に向けて、「結局は引かれた相手に対して、やっぱりサイドから、あとはカウンターでの攻撃。ボールを回してバイタルのギャップでトップ下にボールが入ってというのはスペースと流動性がないと崩すのは厳しい。そういう意味ではちょっと低い位置からも含めてゲームを作っていくのが必要ですし、イルカイ(・ギュンドアン)が入ってうまくパスを出せる選手だったり時間を作れる選手が、後半は特に相手が10人になってより活きたのかなと思う。前半と後半では相手のスピード感も違うので、それに応じて自分たちも戦い方を考えていかないといけないですね」と、具体的なチームの改善点をあげた。
By サッカーキング編集部
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