シュトゥットガルト戦で先発メンバーに復帰した清武 [写真]=Bongarts/Getty Images
2月27日に行われたブンデスリーガ第23節で、日本代表DF酒井宏樹、同MF山口蛍、同MF清武弘嗣が所属する最下位ハノーファーは、11位のシュトゥットガルトと対戦。ハノーファーが2-1で逆転勝ちし、連敗を8でストップ。9試合ぶりの勝利を挙げた。
酒井宏は右サイドバック、山口は2ボランチの一角、清武はトップ下で、初めて3人がそろって先発メンバーに名を連ねた。2ゴールに絡んだ清武は後半アディショナルタイムまでプレー。酒井宏と山口はフル出場した。
ドイツのスポーツサイト『Sportal.de』は、試合後の採点で清武にチーム2番目となる「2」の高得点を与え、ハノーファーの攻撃における清武の存在感を絶賛している。山口も、採点こそ「3」の平均的な数字となったが、「清武の後ろに構える司令塔」と、高い評価を受けた。
その一方で、失点に絡んだ酒井宏には厳しい目が向けられた。
日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトは28日にDF内田篤人所属のシャルケと対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。長谷部は右サイドバックで先発し、フル出場。地元メディア『Frankfurter Rundschau』は、ボランチに両サイドバックをこなす長谷部を「多目的兵器」と名づけたが、パフォーマンスに関しては合格点を与えなかった。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
■清武弘嗣
対シュトゥットガルト(2-1○)先発出場、92分交代
『Sportal.de』
採点:2
寸評:日本人選手の長い離脱からのカムバックは、ハノーファーの攻撃においていかに清武が重要な存在かということを強く印象づけた。清武は攻撃における重要かつ中心選手であり、いくつものクリエイティブなプレーを見せた。彼の2本の完璧なフリーキックは、いずれもゴールにつながった。
■山口蛍
対シュトゥットガルト(2-1○)フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:ウィンターブレークにチームに加入してからのベストパフォーマンスかもしれない。
ボランチでアンドレ・ホフマンと組み、相手陣内で完璧に近いパス成功率をマークし、輝きを放った。つまり、清武の後ろに構える司令塔だった。守備では何回か遅れることもあった。
■酒井宏樹
対シュトゥットガルト(2-1○)フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:後半はプレッシャーを受ける中で右サイドを守った。上手くクリアすることもあれば、出遅れることもあった。競り合いでは半分も勝てず、パス成功率も最低。最初の失点の責任は、理由もなくティモ・ヴェルナーから目を離した酒井宏にある。
■長谷部誠
対シャルケ(0-0)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:So lala(まあまあ=4点相当)
寸評:多目的兵器。この試合では再び右サイドバックでプレー。持ち場では大きなチャンスを与えることもなかったが、特別安定しているわけでもなかった。攻撃参加は、ほぼないに等しかった。
By サッカーキング編集部
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