フル出場の酒井宏樹(左)。元同僚のシュートにブロックへ行くが一歩及ばず [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第26節が12日に行われ、MF清武弘嗣、MF山口蛍、DF酒井宏樹が所属するハノーファーと、FW大迫勇也の所属するケルンが対戦した。酒井は右サイドバック、清武はトップ下で先発出場。山口と大迫はベンチスタートとなった。
最下位で降格危機に陥っているハノーファーは、ここ2試合でともに4失点を喫して2連敗。ホームで行われる今節は、残留に向けてなんとしても勝利がほしいところ。対して12位につけるケルンは、ここ4試合で計2得点しか挙げられず、1分3敗と勝利から遠ざかっている。敵地での一戦で5試合ぶりの白星を狙う。
試合は43分、ケルンが先制に成功する。マルセル・リッセが、ヤニック・ゲルハルトからのスルーパスでペナルティエリア内右に抜け出し、ゴール前で中央に折り返す。そこに走り込んでいたフリーのレオナルド・ビッテンコートが左足で流し込み、古巣相手に先制ゴールを奪った。前半はケルンの1点リードで折り返す。
後半に入って61分、ケルンが追加点を獲得する。高い位置でボールを奪ったケルンは、ゲルハルトが左サイドを抜け出してグラウンダーのクロス。中央で受けたビッテンコートが、ワントラップから右足を振り抜き、シュートをゴール左隅に突き刺した。2点リードで終盤を迎えたケルンは89分、アントニー・モデストを下げて大迫をピッチに送り出した。
試合はこのまま終了し、ケルンが2-0で5試合ぶりの白星を収めた。一方のハノーファーは3連敗。なお、酒井、清武がフル出場、大迫が89分から出場し、山口に出番はなかった。
ハノーファーは次節、19日にアウェーでMF長谷部誠の所属するフランクフルトと対戦。ケルンは同日にバイエルンをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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