アウクスブルク戦でゴールを祝うドルトムントの選手たち [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第27節が20日に行われ、アウクスブルクと日本代表MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。
ここ4試合白星がない13位アウクスブルクは、残留に向けてホームゲームで勝ち点3がほしいところ。一方、2位ドルトムントは9試合無敗と好調を維持し、首位バイエルンを5ポイント差で追いかけている。前節のマインツ戦で今シーズン公式戦9ゴール目を挙げた香川は、リーグ戦2試合連続で先発に名を連ねた。
立ち上がりからボールポゼッションを高めて敵陣に押し込むドルトムントだったが、なかなかシュートまで持ち込めずにいると、アウクスブルクが一瞬の隙を突いて先制に成功する。16分、最終ラインからのロングボールで左サイド高い位置をとったフィリップ・マックスがエリア内左にスルーパス。これを受けたカイウビーがダイレクトでゴール前に折り返すと、フリーで走り込んだアルフレズ・フィンボガソンが難なく押し込んでネットを揺らした。
ドルトムントがようやく決定機を迎えたのは41分。右サイドからドリブルで中央に持ち運んだヘンリク・ムヒタリアンがエリア内左に浮き球のスルーパス。これでDFの裏を取ったマルコ・ロイスが右足ハーフボレーで狙ったが、シュートはGKに阻まれた。
すると45分に同点ゴールが決まる。敵陣中央でDFをかわしたムヒタリアンがエリア手前のロイスに預けると、ロイスはエリア内に楔のパスを入れる。ゴールを背にしてこれを受けたヌリ・シャヒンが後方に落とし、走り込んだムヒタリアンが左足で合わせると、DFに当たってコースが変わったシュートがゴール右隅に吸い込まれた。このまま1-1で前半を折り返す。
両者はハーフタイムに選手交代を行い、アウクスブルクはダニエル・バイアーに代えてマルクス・フォイルナーを、ドルトムントはロイスを下げてゴンサロ・カストロを投入した。
後半先に決定機を迎えたのはドルトムント。60分、自陣でボールを奪ってカウンターを仕掛けると、ロングボールで左サイドの裏に抜けだしたムヒタリアンが左足でアーリークロス。ファーサイドのアドリアン・ラモスが滑り込みながら右足で合わせたが、シュートは枠の右に逸れた。直後の61分、ドルトムントは香川に代えてモリッツ・ライトナーをピッチに送り出す。
攻め続けるドルトムントが逆転したのは69分だった。ハーフウェイライン付近からマッツ・フンメルスがエリア内にロングボールを送ると、これを胸でコントロールしたアドリアン・ラモスが中央に落とし、走り込んだカストロが右足でゴール右隅に決めた。
75分には右CKからのクロスがファーサイドに流れたところをアドリアン・ラモスがヘディング。一度はGKに阻まれたが、こぼれ球を自ら左足で押し込み、ドルトムントがリードを2点に広げた。
試合はこのまま3-1で終了のホイッスルを迎え、アウェーのドルトムントが逆転勝利。これで10試合負け無しとなった。一方のアウクスブルクは5試合白星なしと苦戦が続いている。なお、香川は61分までプレーした。
次節、アウクスブルクは4月2日に敵地で日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツと、ドルトムントは同日にホームでブレーメンと対戦する。
【得点者】
1-0 16分 アルフレズ・フィンボガソン(アウクスブルク)
1-1 45分 ヘンリク・ムヒタリアン(ドルトムント)
1-2 69分 ゴンサロ・カストロ(ドルトムント)
1-3 75分 アドリアン・ラモス(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
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