ハノーファー戦に出場した長谷部(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第27節が19日に行われ、日本代表MF長谷部誠が所属する16位フランクフルトと同DF酒井宏樹、同MF山口蛍、同MF清武弘嗣の所属する最下位ハノーファーが対戦した。
残留をかけた一戦は、フランクフルトが33分にMFアニス・ベン・ハティラが挙げた1点を守り切り、貴重な勝ち点3をもぎ取った。一方のハノーファーは4連敗となり、残留が一層厳しくなっている。
長谷部はベンチスタートとなったが、1点リードの62分から出場。ハノーファーの3選手はいずれも先発出場し、トップ下の清武と右サイドバックの酒井はフル出場。ボランチの山口は69分までプレーした。
フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は、長谷部に対し久々となる「Ganz okay(十分合格)」の高評価を与えた。
対照的に、敗れたハノーファーの3選手は、スポーツ・サイト『Sportal.de』の採点で、酒井は「3.5」がついたものの、山口に「4」、清武には「5」の厳しい点数がついた。(最高1点、最低6点)
特に清武は攻撃の中心選手としての責任を厳しく追及されている。
各選手の採点と寸評は以下のとおり。
『Frankfurter Rundschau』
採点:Ganz okay(十分合格=3点相当)
寸評:試合開始から1時間経ったところで(シュテファン・)ライナルツに代わって出場すると、全力でプレー。体を上手く使ってボールを奪い取る場面も多かった。いいパフォーマンスだった。
『Sportal.de』
採点:「5」
寸評:全く見るところがなかった。シュート1本、シュートアシスト1回は少なすぎる。競り合いで勝った場面も運の味方があった。ボールロスト22回という数字も清武に責任がある。
『Sportal.de』
採点:「3.5」
寸評:ミスは少なかったが、とても良かったとも言えない。競り合いではしっかりと守り、やや臆病なところがあったとはいえパスも堅実だった。運動量では必ずしも合格点とはいかなかった。
『Sportal.de』
採点:「4」
寸評:姿勢の面で山口を責めることはできない。多くの運動量をこなし、競り合いでも強かった。しかし、70分間でアタッキングサードへのパスが1本のみと、中盤の選手としての役割を果たしたとするには、やや足りなかった。
By サッカーキング編集部
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