チーム練習への参加を認められていないベントナー [写真]=Bongarts/Getty Images
ヴォルフスブルクに所属するデンマーク代表FWニクラス・ベントナーが、チーム練習への参加を認められず、個別トレーニングを行っている。同クラブが公式HPにて3月31日に伝えた。
ドイツ紙『ビルト』が報じたところによると、ベントナーは3月中旬の練習に45分ほど遅刻し、罰金処分を科された。当時、「目覚ましが聞こえなかったんだ。俺のミスだよ」と語っている同選手は、2250ユーロ(約28万5000円)の支払いを命じられている。
以降、ベントナーはディーター・ヘッキング監督の構想外となった模様で、チーム練習への参加を認められていない。ヴォルフスブルクは3月31日に個別トレーニングの事実を公式HPで伝え、ゼネラルマネージャーを務めるクラウス・アロフス氏のコメントを紹介。「現在の状況は皆にとって幸せなものではない。この状態がずっと続くわけではない。水曜日(30日)に我々は話し合いを行い、解決策を模索した」とのことで、近日中に何らかの決定が下されるものとみられている。
なお『ビルト』は、「両者が折り合いをつけ、契約を早期終了することが最良の選択肢だろう…」と、ベントナーとヴォルフスブルクが契約解除という結論に至る予想を記している。
ベントナーは1988年生まれの28歳。アーセナルの下部組織からトップチームに昇格し、バーミンガムやサンダーランド、ユヴェントスへのレンタル移籍を経験した。2014年にヴォルフスブルクに移籍し、加入2年目を迎えている。今シーズンはブンデスリーガ第27節終了時点で13試合出場2得点を記録。昨年8月1日に行われたDFLスーパーカップのバイエルン戦でMVP(最優秀選手賞)に選出され、昨年8月22日の第2節ケルン戦では試合終盤に同点ゴールを挙げるなど、シーズン序盤は活躍を見せた。
しかし、今年2月13日のブンデスリーガ第21節インゴルシュタット戦と17日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、ヘント戦ではベンチ入りメンバーからも外れるなど、出場機会が減少。2月17日にはドイツの移籍情報サイト『Transfermarkt.de』がベントナーの中国クラブ移籍の可能性も報じたが、同選手は今冬に新天地を求めることはなく、ヴォルフスブルクに残留していた。
By サッカーキング編集部
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