ハノーファーの1点目をアシストした清武弘嗣(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第29節が7日に行われ、日本代表MF原口元気のヘルタ・ベルリンと同MF清武弘嗣、同DF酒井宏樹、同MF山口蛍が所属するハノーファーが対戦。原口と清武、酒井が先発出場を果たし、山口はベンチ外だった。
勝ち点48で3位につけるヘルタ・ベルリンは、前節のボルシアMG戦で0-5と大敗。今節は最下位ハノーファーを相手にしっかりと勝ち点3を積み上げたいところだ。対するハノーファーは5連敗中で、3日にトーマス・シャーフ監督の解任を発表。U-19チームのダニエル・シュテンデル監督が昇格し、初陣を迎えた。16位アウクスブルクとの勝ち点差は「10」と大きく開いているが、大逆転での1部残留を果たすべく、新体制でアウェーに乗り込んだ。
試合は開始早々に動いた。3分、ヘルタ・ベルリンのマルヴィン・プラッテンハルトが左サイドをオーバーラップし、相手GKとDFの間のスペースに絶妙なクロスを供給。飛び込んだヴェダド・イビシェヴィッチが合わせ、ゴールネットを揺らした。ホームのヘルタ・ベルリンが幸先よく先制点を奪った。
アウェーでいきなり失点を喫したハノーファーも、18分に反撃。清武が敵陣右サイドでボールを持つと、ワンツーで相手のマークを外してペナルティーエリア右手前まで持ち込む。清武は左足でスルーパスを通し、最後はアルトゥル・ソビエフが落ち着いて右足シュートを決めた。清武のアシストでハノーファーが同点に追いつき、前半は1-1で終了した。
1-1で迎えた後半、先にゴールネットを揺らしたのはハノーファーだった。58分、左サイド深くまで突破すると、マイナスの折り返しにマヌエル・シュミーデバッハが反応。左足でゴール右隅へ流し込み、ハノーファーが逆転に成功した。
逆転を許したヘルタ・ベルリンも粘りを見せる。72分、サロモン・カルーがペナルティーエリア左側からのラストパスを受け、トラップから左足シュート。ゴールネットを揺らし、再び同点となった。
試合は2-2で終了。勝ち点1を分け合う結果となった。ヘルタ・ベルリンは逆転を許した後に同点に追いついたものの、最下位を相手にホームで痛いドロー。ハノーファーは連敗ストップに成功した。原口と清武、酒井は揃ってフル出場を果たしている。
次節、ヘルタ・ベルリンは16日にアウェーでホッフェンハイムと対戦。ハノーファーは15日、ボルシアMGをホームに迎える。
【得点者】
1-0 3分 ヴェダド・イビシェヴィッチ(ヘルタ・ベルリン)
1-1 18分 アルトゥル・ソビエフ(ハノーファー)
1-2 58分 マヌエル・シュミーデバッハ(ハノーファー)
2-2 72分 サロモン・カルー(ヘルタ・ベルリン)
By サッカーキング編集部
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