原口(中央)とマッチアップした酒井宏樹(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第29節が7日に行われ、日本代表MF原口元気のヘルタ・ベルリンと同MF清武弘嗣、同DF酒井宏樹、同MF山口蛍が所属するハノーファーが対戦。打ち合いとなった一戦は2-2の引き分けに終わった。原口と清武、酒井がフル出場を果たし、山口はベンチ外だった。
試合後、酒井がアウェーでの一戦を振り返った。
ハノーファーは開始3分に先制点を許す苦しい展開を強いられたが、一時は逆転に成功。しかし72分に同点ゴールを許し、2-2の引き分けに終わった。酒井は「3ポイントを取れなかったのは非常に残念だと思います」と第一声。勝利を逃したことを悔やんだ。
3日にトーマス・シャーフ監督の解任が発表され、ダニエル・シュテンデル新監督がU-19チームから昇格したハノーファー。酒井は監督交代の影響を問われ、「変わったことは特にないです。でも気分が変わったり、(試合に)出ていた選手がまた替わって…。また、幸運にもまた(試合に)出させてもらって、しっかりと仕事をしないといけなかったと思います。球際のところとか、最低限のことはできたと思いますけど」と、先発起用に感謝しつつ、自身の出来を振り返った。
今節では、日本代表のチームメイトである原口と同じサイドでマッチアップした。酒井は“日本人対決”を振り返って「もちろん日本人選手とやれる機会は少ないですし、特長も知っているので、やっぱり前を向かせたら怖い選手ですし、なるべく近い距離で守ろうとは思っていました。それがうまくいった時もあれば(原口)元気にやられた時もありますし、楽しみながらやれたので良かったと思います」と、感想を口にした。
ハノーファーは残り5試合時点で勝ち点18の最下位。1部残留圏内の15位ブレーメンとの勝ち点差は「10」、2部3位とのプレーオフに臨む16位アウクスブルクとの勝ち点差は「9」の開きがある。両クラブは9日に直接対決を控えている。
1部残留が厳しい状況の中、酒井は「監督交代で仕切り直しができたか」と問われ、「でも苦しい状況には変わりないのでね、僕たちは最後まで戦わないといけないし、もちろん厳しい状況なのは知っていますけど、最後の試合まで頑張っていければと思います」と、最後まで諦めない姿勢を示した。
By サッカーキング編集部
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