ハノーファー戦にフル出場した原口元気 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第29節が7日に行われ、日本代表MF原口元気のヘルタ・ベルリンと同MF清武弘嗣、同DF酒井宏樹、同MF山口蛍が所属するハノーファーが対戦。打ち合いとなった一戦は2-2の引き分けに終わった。原口と清武、酒井がフル出場を果たし、山口はベンチ外だった。
試合後、原口がホームでの引き分けを振り返った。
ヘルタ・ベルリンは前節、ボルシアMGに0-5と大敗。今節も最下位ハノーファーを相手にホームで引き分けと、足踏み状態が続く。原口は勝ち点1という結果について「痛いですし、自分が良くなかった。チームがどうこうというよりも、前半から後半のように走らなきゃいけなかったと思います」と、自身の反省点を口にした。
「なかなかボールが蹴れなくて、リズムに乗れなかった面はありますけど、根本的に自分の良さは(走ることなので)もっと走らなきゃいけない。ハーフタイムに監督にすごく怒られました。後半は走ることを続けましたけど、どの試合も走って戦わないと。出ている意味がないと思いますし、その中で結果を求めていかないといけない。根本的な部分を忘れてはいけないなと思います」
原点回帰の必要性を口にした原口。大敗を喫した前節からの立て直しについては、「自分たちの良さを忘れちゃいけないというか…。自分自身もそうですけど、もっと球際でガツガツ行って、“かわされても次、かわされても次”というような戦いを見せないといけない。少し(自分たちの)良さを忘れているかなと思います」と話し、個人的な改善点については以下のように語った。
「ちょっと変な余裕じゃないですけど、“より攻撃に力を入れたい”という思いがあって。少し履き違えていたと思いますね。自分はやっぱり全部(のプレーを)やって、なおかつ走っていることで評価されてきたので、それをさぼり始めていたりっていうのが…。さぼっているわけじゃないですけど、“ここは(このくらいで)いいだろう”ということになってくると良くないし、もう一回見つめ直して、チームのためにやりたいですね」
ヘルタ・ベルリンは現在3位。4位ボルシアMG、5位レヴァークーゼンとの暫定勝ち点差は「4」となっている。今節の結果次第ではチャンピオンズリーグ本大会出場権(3位以内)争いはさらに混戦となる。
原口は残り5試合を見据え、「“なんで自分が(試合に)が出ているか”ということをもう一回考えないと。前半、あれだけ悪くて、怒られて、それでも(監督が)90分使ってくれている意味を考えなきゃいけないですね。もう一回、監督の期待に応えたいです」と、奮起を誓った。
By サッカーキング編集部
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