ホッフェンハイム戦で相手選手と競り合う長谷部(手前) [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第29節が9日に行われ、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトとホッフェンハイムが対戦した。長谷部は2試合連続で先発メンバーに名を連ねた。
前節、首位バイエルンに敗れたフランクフルトは、降格圏内の17位に沈む。先月8日のニコ・コヴァチ監督就任以降、わずか1勝にとどまっている厳しい状況だが、ホームで白星を挙げたいところだ。対するホッフェンハイムは現在14位。フランクフルトとの勝ち点差はわずかに1ポイントで、残留を争うチーム同士の重要な一戦を迎えた。
最初にチャンスを迎えたのはホッフェンハイム。12分、右サイドでボールを持ったアンドレイ・クラマリッチが中央へ切り込み、エリア外から左足のミドルシュートを放った。しかしこれはGKルーカス・フラデツキーの正面で、ゴールとはならない。
さらにホッフェンハイムは34分、右サイドからのクロスボールにクラマリッチがボレーで合わせた。しかしGKフラデツキーがビッグセーブを見せチームを救う。
押され気味のフランクフルトは36分、右サイドのシュテファン・アイグナーからのスルーパスを受けたルク・カスタイニョスがエリア内で右足のシュートを放った。しかしGKオリヴァー・バウマンが落ち着いて処理し、ネットを揺らすことはできない。
39分には、エリア左からアニス・ベン・ハティラが強烈なシュートを打つが、再びGKバウマンが立ちはだかる。右手一本でボールに反応し、ゴールを死守した。結局、スコアレスのまま前半を折り返す。
後半に入って53分、フランクフルトはCKからカルロス・サンブラーノがヘディングシュートを放った。しかしこれはゴールライン上でジェレミー・トリアンが何とか頭で跳ね返し、得点を許さない。
62分、ホッフェンハイムが先制に成功する。自陣でマルク・シュテンデラからボールを奪ったナディエム・アミリがドリブル突破。そのままエリア付近までボールを運ぶと、右足でミドルシュートを放ち、ゴール左下へ突き刺した。
スコアが動くと、試合は荒れ模様になり、67分からの10分間で両チーム合わせて5名にイエローカードが提示された。
追加点を奪って試合を決定づけたいホッフェンハイムは89分、途中出場のマルク・ウートが右サイドを抜け出し、エリア内で右足のシュートを打った。しかしこれは枠をとらえることはできない。
さらにホッフェンハイムは90分、クラマリッチが右サイドを突破。エリア内に進入し、グラウンダーのクロスを上げると、GKフラデツキーが弾いたところにウートが詰め、ネットを揺らした。
試合はこのままタイムアップ。ホッフェンハイムがフランクフルトを2-0で下した。敗れたフランクフルトはこれで2連敗。ホッフェンハイムとの勝ち点差も4ポイント差に広がり、残留が遠のいた。なお、長谷部はフル出場を果たしている。
フランクフルトは次節、16日に敵地でレヴァークーゼンと対戦。ホッフェンハイムは同日に日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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