ゴールを喜ぶバイエルンの選手たち c
DFBポカール準決勝が19日に行われ、バイエルンとブレーメンが対戦した。
リーグ戦で首位を快走し、チャンピオンズリーグでもベスト4に進出しているバイエルン。3冠達成に向け、DFB杯では準々決勝で2部のボーフムに3-0と快勝して4強入りを果たした。対するブレーメンはリーグ戦で16位に沈み、残留争いを強いられている。カップ戦でバイエルン相手に金星を挙げて、シーズン終盤戦に向けた弾みとしたいところ。
立ち上がりは一進一退の攻防となったが、徐々にバイエルンが敵陣に押し込む展開となる。28分には左サイドのフランク・リベリーからのパスでエリア内左に抜け出したフアン・ベルナトが左足で折り返し、ファーサイドのキングスレイ・コマンが右足でシュートを放ったが、ここはわずかに枠の上へ外れた。
試合が動いたのは30分。右CKを得たバイエルンはキッカーのシャビ・アロンソがゴール前にクロスを供給。マークを振りきってフリーとなったトーマス・ミュラーが頭で合わせると、シュートはGKの手を弾いてゴール左隅へ決まった。
後半に入ると1点を追うブレーメンがチャンスを作り始める。60分、左からのCKがエリア手前にこぼれたところをフロリアン・グリリッチュが右足ボレーで狙ったが、このシュートは惜しくもゴール右へ逸れた。直後の61分には自陣から前線にロングパスを放り込むと、エリア内に流れたところにフィン・バルテルスが反応。マークについていたDFダヴィド・アラバが左足でクリアすると、ボールはGKマヌエル・ノイアーの頭上を超えてネットを揺らしたが、主審はバルテルスのファールと判定し、得点は認められなかった。
すると71分にバイエルンが追加点を奪う。最前線でボールキープしたロベルト・レヴァンドフスキからパスを受けたアルトゥーロ・ビダルがエリア内で相手DFをかわした際に転倒。接触はなかったようにも見えたが、主審はバイエルンにPKを与え、これをミュラーがゴール左下にきっちり決めた。
試合はこのまま2-0で終了のホイッスルを迎え、バイエルンが決勝進出を果たした。20日に行われる準決勝のもう1試合では、日本代表FW原口元気所属のヘルタ・ベルリンと同MF香川真司所属のドルトムントが対戦する。
By サッカーキング編集部
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