正式に指揮官就任が決まったシュテンデル監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF清武弘嗣、同MF山口蛍、同DF酒井宏樹が所属するハノーファーは、ダニエル・シュテンデル暫定監督を、これから正式に指揮官として迎え入れることを発表した。就任からここまで3試合すべてで勝ち点を確保してきた同監督は、1部残留には届かなかったが首脳陣を納得させることには成功。2018年までの契約を勝ち取っている。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。
今回の判断について、マルティン・バーダーCEOは「ダニエルはハノーファーのユースで、数年にわたってその実力を証明しており、この数週間ではトップチームでのビジョンも見て取れた。ダニエルはこのクラブ、そして環境を完璧に知っている人物。今回の決断により、クラブと気持ちを1つにするということの重要性を明確にしていきたい」と説明した。
現在42歳のシュテンデル監督は現役時代に1999年から2006年までハノーファーに在籍。その後にザンクトパウリを経て、2007年からはハノーファーIIにて選手兼コーチとして復帰した。その後は2013年までU-17、そしてU-19チームを率い、トーマス・シャーフ前監督の退任に伴って、トップチームの指揮官に就任。ここまでブンデスリーガで1勝2分という成績を残している。
シュテンデル監督は「このタスクは非常に刺激的だ。首脳陣からの信頼にとても感謝している。このチームとの取り組みは楽しいいものだし、このハノーファーは私にとって、ただのクラブ以上の存在だ。残りのブンデス1部での戦い、そして来シーズンからの2部での戦いも楽しみにしているよ」と語った。
ハノーファーは、30日に行われるリーグ第32節で、DF内田篤人が所属するシャルケをホームに迎える。
By kicker日本語版