2010-11シーズンから主将を務めるフリッツ [写真]=Bongarts/Getty Images
今シーズンいっぱいでの現役引退を表明していた元ドイツ代表MFクレメンス・フリッツだが、28日に引退をさらに1年間伸ばす決断を下したことを明らかにした。これにより35歳の主将の契約は2017年までとなり、ブンデス1部、そして2部でも有効となっている。ドイツ誌『kicker』日本語版が29日に報じた。
フリッツは、クラブ公式サイトにて「もう1年、ここを去るのを伸ばすことにしたよ」と発表。「僕は1部に残留できると強く確信しているけど、でもそれができなければともにそれも歩んでいく。ここのファンは僕たちのことを見殺しになんてしないだろう。このクラブは今も、そしてこれからも素晴らしいクラブであり続けるよ」とコメントした。
2006年にレヴァークーゼンから加入したフリッツは、ここまでブンデス1部通算267試合に出場。2009年にはDFBポカール優勝を果たしている。そして今冬には、今シーズン限りで現役生活にピリオドを打つことを発表していたが、残留争いの最中で、クラブ、そしてファンにとっても嬉しい引退延期という知らせが届いた。
なお2010-11シーズンから主将を務めるフリッツは、現役生活最後と位置付けた今シーズン、主力として欠かせない存在となっており、ここまでチーム内ではオーストリア代表MFズラトコ・ユヌゾヴィッチ(3.35)に続く、kicker採点平均2位となる3.38をマークしている。
By kicker日本語版