レヴァークーゼン戦でプレーしたヘルタ・ベルリンの原口 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第32節が4月30日に行われ、レヴァークーゼンと日本代表FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。原口はベンチスタートとなった。
チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得圏内の4位につけるヘルタだが、リーグ戦ここ4試合で1分け3敗と失速。この試合の開始前にボルシアMGがバイエルンと引き分けたため、今節敗れた場合は5位へ転落することとなる。重要な一戦には、チームトップスコアラーのコートジボワール代表FWサロモン・カルーや、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWヴェダド・イビシェヴィッチらが先発に名を連ねた。対するホームの3位レヴァークーゼンは、リーグ6連勝中。この試合に勝利すれば、来シーズンのCL出場が確定する。
試合開始2分、早くもレヴァークーゼンが先制する。スローインからボールをつなぐと、エリア内で背後から来た浮き球のパスをコントロールしたユリアン・ブラントが左足を振りぬき、ネットを揺らした。
さらにレヴァークーゼンは16分、FKのチャンスを獲得すると、ゴール前でDFがクリアし損ねたところをラース・ベンダーが押し込み、追加点を挙げた。
2点を許したヘルタだが直後の21分、右サイドを駆け上がったペテル・ペカリークからのアーリークロスをイビシェヴィッチがヘディングシュート。ゴール左隅へ突き刺し、1点を返した。前半はこのまま2-1でレヴァークーゼンがリードして折り返す。
後半に入って57分、1点を追うヘルタはカルーに代えて原口を投入する。
直後の58分、ヘルタは中央を駆け上がったペア・シェルブレットがイビシェヴィッチからパスを受けて左足のシュートを放った。しかしこれは枠をとらえることができない。
68分、レヴァークーゼンは左サイドをパス交換で抜け出したカリム・ベララビがグラウンダーのクロスを上げると、エリア内でハカン・チャルハノールが左足のダイレクトシュートを打った。しかしこれは枠の右へ外れる。
さらに80分、ハビエル・エルナンデスからのスルーパスを受けたベララビがディフェンスラインの裏へ抜け出し、GKと1対1のチャンスを迎える。ベララビはエリア内で右足インサイドのシュートを打つがGKルネ・ヤーステインが右手一本で反応し、チームを救った。
結局、試合はこのままタイムアップを迎え、レヴァークーゼンがヘルタに勝利を収めた。白星を挙げたレヴァークーゼンはこれでリーグ7連勝となったとともに、3位が確定。CL出場権を手にした。一方のヘルタは、リーグ4連敗でCL出場圏外の5位転落となった。なお、原口は試合終了までプレーした。
レヴァークーゼンは次節、5月7日にアウェーでボルシアMGと対戦。ヘルタは同日、ホームでダルムシュタット戦に臨む。
【得点者】
1-0 2分 ユリアン・ブラント(レヴァークーゼン)
2-0 16分 ラース・ベンダー(レヴァークーゼン)
2-1 21分 ヴェダド・イビシェヴィッチ(ヘルタ・ベルリン)
By サッカーキング編集部
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