シャルケ戦に出場した清武弘嗣 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が4月30日に行われ、日本代表MF清武弘嗣、同DF酒井宏樹、同MF山口蛍が所属するハノーファーと、DF内田篤人が所属するシャルケが対戦した。
すでに降格が決まっているハノーファーと、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を争う7位シャルケの一戦。すでに今節の試合を終えた4位ボルシアMG、5位ハンブルガーSV、6位マインツが引き分けに終わったため、シャルケにとっては、勝ち点差を縮める絶好のチャンスとなる。清武と酒井は先発に名を連ね、負傷離脱中の山口と内田はベンチ入りメンバーから外れている。
先制したのはシャルケ。11分、右サイドからエリア内左のエリック・マキシム・チュポ・モティングにスルーパスが通ると、左足で冷静にゴール右隅へシュートを沈めた。
失点を喫したハノーファーもすぐに反撃に出る。21分、左サイドを抜け出したノア・ジョエル・サレンレン・バゼーが左足でクロスを入れると、ゴール前でフリーとなっていたアルトゥル・ソビエフが右足ダイレクトで蹴り込み、試合を振り出しに戻した。
1-1のまま迎えた前半終了間際の45分、敵陣に押し込むシャルケはエリア内右でパスを受けたレロイ・ザネがDFをかわして右足でラストパス。これをクラース・ヤン・フンテラールが押し込み、シャルケが勝ち越しに成功する。
後半はスコアが動かないまま終盤に差し掛かったが、80分にシャルケが試合を決定づけるゴールを奪う。前線でドリブルを仕掛けたジョエル・マティプが3人のDFを抜き去りエリア内に侵入。飛び出したGKの手前で左方向にパスを送ると、アレッサンドロ・シェプフが難なく押し込み3点目が決まった。
このままタイムアップを迎え、シャルケが3-1で快勝。この結果、ハノーファーは2試合を残して最下位が確定し、勝ったシャルケはCL出場権獲得となる4位ボルシアMG、5位ヘルタ・ベルリンと勝ち点差1の6位に浮上した。なお、清武と酒井はフル出場した。
次節、ハノーファーは7日にホッフェンハイムと、シャルケはアウクスブルクとそれぞれホームで対戦する。
【得点者】
1-0 11分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(シャルケ)
1-1 21分 アルトゥル・ソビエフ(ハノーファー)
1-2 45分 クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ)
1-3 80分 アレッサンドロ・シェプフ(シャルケ)
By サッカーキング編集部
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