残り3試合に1部残留を懸けるブレーメン(写真は第25節ハノーファー戦) [写真]=Bongarts/Getty Images
自動降格圏内の17位に沈み、5月2日のブンデスリーガ第32節で15位シュトゥットガルトとの対戦を控える古豪ブレーメンが、外部から助っ人を招き入れた。2日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
ブレーメンは現在、勝ち点31で17位に低迷。今節で対戦するシュトゥットガルトとの勝ち点差は「2」で、残留争いの行方を大きく左右する直接対決に臨むこととなる。
重要な一戦を前に、ブレーメンは4月30日から近郊の町フェルデンで短期合宿を行っている。同クラブはスポーツ心理学を専門とするアンドレアス・マルロヴィッツ教授を合宿に招へいし、選手とのコミュニケーションに多くの時間を費やしてもらったという。
「ビジネススクール・ベルリン」で教授を務める傍ら、2011年1月からFW大迫勇也が所属するケルンのスタッフも兼務しているマルロヴィッツ教授。2009年11月に元ドイツ代表GKロベルト・エンケが自殺した直後には同選手が当時所属していたハノーファーで、また昨年1月にU-21ベルギー代表MFジュニオール・マランダが事故死したヴォルフスブルクで臨時的にサポートスタッフを務めるなど、過去にケルン以外のクラブでも選手の精神面を支える仕事に携わっていた。
ヴォルフスブルクのクラウス・アロフス強化部長は当時、「彼は個人面談、そしてグループ面談などを行い、クラブの全員と対話してくれる」とコメント。同教授の仕事ぶりを高く評価している。
By サッカーキング編集部
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