グロスクロイツはファンの抗議に理解を示し、試合後に謝罪した [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第33節が7日に行われ、シュトゥットガルトはFW武藤嘉紀所属のマインツと対戦し、1-3で敗れた。試合後、敗戦に激怒した一部のウルトラスがピッチに乱入し、選手に説明を求めるなどの騒動に発展している。
負傷により今シーズン中の復帰が絶望視されていたものの、3月12日以来となる出場を飾ったシュトゥットガルト所属の元ドイツ代表MFケヴィン・グロスクロイツは試合後、大手メディア『Sky』のインタビューで、「彼ら(ウルトラス)の行動は理解できる。なぜならその責任は僕らにあるからだ。なんと言っていいか分からないし、ファンには本当に申し訳ない。だが、まだ(残留の)可能性は残っている。僕らは最終節で勝ち点3を取るために全てを出し切る。そしてフランクフルトがブレーメン戦で3ポイントを取ってくれることを願っている」と、TVカメラの前で涙を流しながらファンに謝罪した。
さらに同選手は「僕のことを温かく迎えてくれたこのクラブの全員に心から感謝している。本当に申し訳ない。今日の試合では僕もミスをしてしまった」と続け、改めてシュトゥットガルトへの愛を語っている。
第33節終了時点で、日本代表MF長谷部誠所属のフランクフルトが勝ち点36、得失点差-17の15位、ブレーメンが勝ち点35、得失点差-16で16位となっており、シュトゥットガルトは勝ち点33、得失点差-23の17位。最終節でブレーメン対フランクフルトの直接対決が行われるため、シュトゥットガルトの自動残留は不可能となっているが、次節白星を挙げたうえで、フランクフルトがブレーメンに勝利すれば、入れ替え戦へまわる16位に浮上することが可能となっている。
By サッカーキング編集部
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