今季ブンデスで13試合出場にとどまっているゲッツェ [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの周辺が再び騒がしくなってきた。
ゲッツェは昨年10月のドイツ代表対アイルランド代表の試合中に内転筋の筋断裂を負い、3カ月以上の離脱が決定。年明け後には負傷から復帰したものの、ジョゼップ・グアルディオラ監督から出場機会を与えられず、バイエルンではベンチに座る日々が続いていた。
ドイツ紙『ビルト』によると、ゲッツェの将来を憂慮したドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督が、来シーズンからバイエルン指揮官への就任が決定しているカルロ・アンチェロッティ氏と話し合いの場を持つよう、同選手に勧めたという。
そして11日付の『南ドイツ新聞』が報じたところによれば、アンチェロッティ氏とゲッツェは先週、すでに電話会談を実施。アンチェロッティ氏は「『これまでの(試合に出られなかった)状況が夏以降になれば変わる』と約束はできない」と、自らの意向をゲッツェに伝え、さらに「もし君がコンスタントに試合に出たいというのであれば、移籍したほうがいい」と話したという。移籍容認と取れる発言を受け、ゲッツェの去就をめぐる報道がさらに白熱しそうだ。
ゲッツェは2013年夏、ドルトムントから移籍金3700万ユーロ(約46億円)でバイエルンに加入。2014年に行われたブラジル・ワールドカップ決勝のアルゼンチン代表戦では延長戦で決勝ゴールを挙げるなど、一時は推定市場価格が5500万ユーロ(約68億円)に上昇した。しかし今年に入ってバイエルンで出場機会を失い、現在は3500万ユーロ(約43億円)にまで価値が下がっていると見られている。同選手は今シーズン、ブンデスリーガ第33節終了時点で13試合出場(先発出場は10試合)1ゴールにとどまっている。
By サッカーキング編集部
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