2010年から2012年までドルトムントでともにプレーしたゲッツェ(左)と香川(右)[写真]=Getty Images
ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司は、今夏3年ぶりに復帰したドイツ代表MFマリオ・ゲッツェとのポジション争いを強いられるようだ。ドイツ誌『フォークス』が報じ、同国誌『kicker』日本語版が3日に伝えた。
チームを率いるトーマス・トゥヘル監督は、バイエルンから移籍したゲッツェについて、重要な役割を担うと明言した上で「彼のストロングポイントは中央で発揮される」と語った。昨シーズンは香川がトップ下の主力を担っており、特に終盤9試合では5ゴールを記録するなど得点力を発揮。新シーズンでは香川とゲッツェの激しいポジション争いが予想される。
『フォークス』誌は、今夏のプレシーズンで見せている香川のパフォーマンスを評価しているものの、それでも「トップ下はまさにトゥヘル監督がゲッツェのために思い描いているポジション。トゥヘル監督が復帰したゲッツェを開幕からベンチに置いておく可能性は低い。まずは香川がベンチだろう」との見方を示している。
なお、トゥヘル監督は同じく今夏加入したドイツ代表MFアンドレ・シュールレを、マンチェスター・Uに移籍したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの後釜として考えているようで、「ムヒタリアンのような選手はそういないが、シュールレは数少ないその中の一人だ」とコメントしている。
By kicker日本語版