ブレーメンへの移籍が決まったFWクルーゼ [写真]=Bongarts/Getty Images
ブレーメンは2日、ヴォルフスブルクからドイツ代表FWマックス・クルーゼの獲得をクラブ公式サイトで発表した。28歳のクルーゼにとって、プロデビューを果たした古巣への復帰ということになる。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。
Max #Kruse wird bei #Werder das Trikot mit der Rückennummer 10 tragen. pic.twitter.com/jgg9p6uMWx
— SV Werder Bremen (@werderbremen) August 2, 2016
契約期間は公表されていないが、同誌によると3〜4年契約で、移籍金額は700万ユーロ(約8億円)になる模様だという。背番号は「10」に決まっている。
「マックスは大きな助けになるよ」と期待感を示していたマネージャーのフランク・バウマン氏は、「復帰を決断してくれてとても嬉しいよ。この数年間で非常に大きな飛躍を遂げた選手であり、クラブだけでなく代表でも高いレベルでプレーしてきた。ドイツサッカー界で彼の名前を知らないものはいないよ」と喜びを語った。
2006年〜2009年までブレーメンに在籍した同選手は、当時のトーマス・シャーフ監督の下ではブレイクすることができず、2部ザンクトパウリへと移籍。それからフライブルクで活躍をみせると、ボルシアMGに移籍しドイツ代表へと飛躍した。昨夏にはヴォルフスブルクへと加入したが、ピッチ外で大金紛失やセックステープ流出などの問題を起こし、パフォーマンスも低下。今夏に行われたユーロ2016出場を逃す結果となった。
しかしバウマン氏は「彼の人間性も知っているし、特に心配していることはないよ」とコメント。
一方のクルーゼは「サッカーが僕の人生の中心であり、ブレーメンは再スタートを切るためにとてもいい条件を提示してくれた。これから楽しみにしているし、バウマン氏とはチームの再建を図っていくという話をしている」と述べ、「今回の復帰はフィーリングの部分で決めたものだ。ブレーメンで僕はプロになり、デビューも果たした。これからはチームがかつての力を取り戻す、その助けとなりたい。この移籍がうまくいってとにかく嬉しいし、新しいクラブ、新しいチームメイトのためにまた全力を尽くすよ」と意気込んだ。
By kicker日本語版