DFBポカール1回戦で2ゴールの活躍を見せた香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
DFBポカール1回戦が22日に行われ、日本代表MF香川真司のドルトムントはアウェーでアイントラハト・トリアー(4部)を3-0で下し、順当に2回戦に進んだ。
香川はトップ下でフル出場し、8分に先制点をもたらすと、33分にはチーム2点目も決める活躍。
香川にとってはドルトムントでの通算50ゴール達成となり、地元紙『Ruhr Nachrichten』からはチーム単独最高点となる「2」の高評価を受けた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
同紙は、「彼にとってはドルトムント通算50ゴール目。これは、クラブレジェンドのノルベルト・ディッケルに並ぶ数字だ」と、節目のゴールを祝福。
ディッケル氏は、1980年代後半にドルトムントで点取り屋として活躍し、引退後はスタジアムDJ(アナウンサー)として試合を盛り上げる、サポーターの間ではカリスマ的な人気を誇る存在。そんなクラブの顔に、香川が肩を並べたことを強調した。
得点シーンについても、「アンドレ・シュールレへのパスから、自ら難なく先制ゴールを決めた。33分の2点目も似通ったシチュエーションで、ボールが来るのを狙ってファーサイドに走り込むとパスを受け、それを流し込んだ」と、フィニッシュでの落ち着き、味方との好連係を評価した。
『Westdeutche Allgemeine Zeitung』紙は、ドルトムント加入後初ゴールがチーム3点目となったドイツ代表MFシュールレに最高点「1.5」をつけ、香川はシュールレに次ぐ「2」となった。
寸評では、「センターFWにとってはマスト、MFにとってもいいポジションに3度現れた。彼にとっては思い通りではなかったかもしれないが、8分と33分はボールをゴールに押し込み、3度目だけチャンスを外した」と、FW顔負けのポジショニングと、決定力の高さにプラス評価を与えた。
その一方で、最高点に一歩及ばなかった理由として、「最高点のジャッジを受けるには、彼のプレーにはミスが目についた」と、ミスの多さを指摘した。
激しいポジション争いが予想される今シーズン、開幕から公式戦2試合目にして結果を残した香川。27日に行われるブンデスリーガ開幕節では、FW武藤嘉紀所属のマインツと対戦する。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト