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宇佐美は終盤にブンデス再デビューも アウクスブルクは開幕戦を落とす

2016.08.28

 ブンデスリーガ第1節が27日に行われ、日本代表FW宇佐美貴史が所属するアウクスブルクと、ヴォルフスブルクが対戦した。宇佐美はベンチスタートとなった。

 昨シーズン、リーグ戦とヨーロッパリーグ(EL)という二足の草鞋を履いたアウクスブルクは、序盤からブンデスリーガで低迷し、一時は最下位も経験。降格の危機に瀕したものの、シーズン終盤には3連勝などもあり、最終的には14位で残留を果たした。今シーズンも第一目標は残留だが、14-15シーズンのように上位進出も目指したいところだ。一方、6シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)を戦ったヴォルフスブルクは、過密日程に耐えられずにリーグ戦で低迷。CLだけでなく、ELの出場権も逃してしまった。今シーズンは再びCL出場権争いに加わりたい。

 アウクスブルクはアイスランド代表FWアルフレッド・フィンボガソン、ブラジル人MFカイウビー、パラグアイ人FWラウール・ボバディージャらが前線に入り、宇佐美はベンチスタート。ヴォルフスブルクはFWバス・ドストが1トップに入り、トップ下には新戦力のMFダニエル・ディダヴィが入った。

宇佐美貴史

ベンチスタートとなった宇佐美貴史 [写真]=Bongarts/Getty Images

 最初にチャンスを作ったのはヴォルフスブルク。12分、エリア手前でボールを持ったユリアン・ドラクスラーが右足ミドルシュート。しかし、ここはGKマルヴィン・ヒッツの正面だった。

 30分、アウクスブルクがようやくシュートを放つ。敵陣中央でパスを受けたク・ジャチョルが右足でミドルシュート。しかし、ここは枠の上に大きく外れてしまった。さらに32分、ロングボールがエリア内左に入ると、カイウビーが頭で落としてク・ジャチョルへ。ク・ジャチョルがこれを落とし、カイウビーがボレーシュートを放ったが、ここも枠を捉えることはできなかった。

 スコアが動いたのは35分。ヴォルフスブルクは左サイドのダニエル・カリジュリがドリブルで縦へ突破する。エリア左横から低く速いクロスを入れると、ドストがポストプレーで落とし、最後はディダヴィが左足ダイレクトシュート。これがゴール左上隅に決まり、ヴォルフスブルクが先制した。このままヴォルフスブルクが1点をリードしてハーフタイムを迎えた。

 アウクスブルクは後半に入ってもなかなかチャンスを作れない。82分、ク・ジャチョルに替えて宇佐美を左サイドに投入。さらに、84分にはドミニク・コールを下げてハリル・アルティントップを投入した。

 しかし、89分、ヴォルフスブルクがペナルティアーク付近でFKを獲得すると、リカルド・ロドリゲスが左足で直接シュート。壁の内側を狙った低い弾道にGKヒッツは反応しきれず、ヴォルフスブルクが決定的な追加点を奪った。このまま2-0でヴォルフスブルクアウクスブルクを下した。宇佐美は82分から途中出場したものの、チャンスに絡むことはできなかった。

リカルド・ロドリゲス

追加点を決めたR・ロドリゲス [写真]=Bongarts/Getty Images

ヴォルフスブルク

R・ロドリゲス(34番)の追加点を喜ぶヴォルフスブルクの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images

 9月11日に行われる次節、アウクスブルクは敵地でブレーメンと、ヴォルフスブルクはホームでFW大迫勇也が所属するケルンと対戦する。

【スコア】
アウクスブルク 0-2 ヴォルフスブルク

【得点者】
0-1 35分 ダニエル・ディダヴィ(ヴォルフスブルク
0-2 89分 リカルド・ロドリゲス(ヴォルフスブルク

By サッカーキング編集部

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