チームメイトに胴上げされるシュヴァインシュタイガー [写真]=Bongarts/Getty Images
国際親善試合が8月31日に行われ、ドイツ代表とフィンランド代表が対戦した。
ドイツは7月29日にMFバスティアン・シュヴァインシュタイガー(マンチェスター・U)が代表引退を表明。ワールドカップ3大会に出場し、代表通算120試合出場を記録してきた背番号「7」が31歳で決断を下した。同選手は代表引退試合となった一戦の先発メンバーに名を連ねている。
試合前にセレモニーが行われ、シュヴァインシュタイガーは涙を見せた。同選手への感謝のメッセージが数多く掲出された一戦。ドイツは14分にマックス・マイヤーがミドルシュートでゴールを狙うなど、立ち上がりから攻勢をかける。17分にはマイヤーが右サイド深くから蹴ったFKにシュコドラン・ムスタフィが反応。フリーでヘディングシュートを放ったものの、枠の上へ外れた。
32分にはペナルティーエリア内でパスを受けたマリオ・ゲッツェが飛び出してきた相手GKをかわして左側へスライド。シュートコースを見出して左足を振り抜いたが、カバーに戻った相手DFにブロックされた。前半は得点が決まらず、0-0で終了した。
均衡が破られたのは55分だった。右サイド深くからのゲッツェのクロスに反応し、左足でスライディングシュートを決めた。65分にはゲッツェが至近距離で左足シュートを放ったが、相手DFのブロックに阻まれて追加点とはならなかった。
そして68分、シュヴァインシュタイガーがドイツ代表のユニフォームに別れを告げる瞬間がやってきた。スタンディングオベーションに包まれる中、そして感謝の横断幕やメッセージが多数掲出される中、ヴァイグルとの交代でピッチを後にした。
ドイツは77分、ゲッツェがペナルティーエリア左側からスルーパスを供給。メスト・エジルがゴール前へ低いクロスを送ると、相手DFに当たったボールがゴールへ吸い込まれた。
試合は2-0で終了。ドイツがフィンランドに快勝し、シュヴァインシュタイガーの代表最終戦に花を添えた。試合後、シュヴァインシュタイガーはチームメイトに胴上げをされた。代表通算121試合目、ドイツのキャプテンが代表に別れを告げた。
By サッカーキング編集部
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