ヘルタ・ベルリンに所属するFWカルー [写真]=Bongarts/Getty Images
母国コートジボワールに帰国していたヘルタ・ベルリン所属のFWサロモン・カルーが、7日からチームに合流し再び練習場に姿を見せた。
8月に実父を亡くした31歳のFWは、本来出場する予定ではなかった3日のアフリカネイションズカップ2017予選に出場。試合での代表チームやサポーターらの気遣いに感謝を示した。ドイツ誌『kicker』日本語版が8日に伝えた。
シエラレオネ代表との一戦は1-1と痛みわけに終わったが、グループI首位での予選突破を決めた。カルーは「出場を決断したことは良かった」とコメント。「父のために拍手が送られてね。多くのチームメイトは父のことを知っていたし、彼らも僕のように近い親族を亡くしているんだよ」と語った。
「みんなが僕のことを思ってくれて本当に嬉しかった。素晴らしい1週間だったよ。それにこの試合は代表にとって重要なものだったしね」
さらに、この試合では黙祷が捧げられ、選手たちは喪章をつけてプレーしている。
一方で、同選手を思うパル・ダルダイ監督は、「プレーしてよかった。これでもっと構想に組み込むことができるね」と歓迎の意向を示しており、カルーも10日に行われるブンデスリーガ第2節のインゴルシュタット戦に向けて「準備はオーケーだ」と意気込みをみせた。
By kicker日本語版